今から70年前。
東京は焼け野原になった。
もちろん、僕は全然生まれてなくて
親戚一同関西なので、実体験を聴いたこともない。
でも、写真はたくさん見た。
記録画像とか。
終戦間際、
米国は空爆の標的を民間人に広げた。
これは、日本政府が対応を誤った結果だと思う。
ミッドウェー海戦で敗れてから、後退、後退を続けたのに、
後退のときに、自国の兵を助けることなく
自力でどうにかしろと
生きて帰ることは恥だといわれた風潮
これは、のちに兵士だけでなく、民間人にも
言い放たれることになる。
特に沖縄戦(これはこれで、6月にまた書くけど)
引く頃合いを間違えてるし
戦線拡大しすぎよね。
連合国は降伏するようになんどか
事前に勧告してきてるし、
空爆のときに、爆弾じゃなくて
日本語で書かれたビラを撒いたりしてたんだよね。
実際の戦況とか、降伏するように勧めたビラを。
でも、多くの国民がこのビラを信じなかった。
洗脳教育って怖いなと思う。
国民学校のときから
「日本は神の国」って教えられて、戦死することが名誉とされた。
神風特攻隊とか、回天とかね。
そんな戦法やられたら、連合国もどうしようもなかったのかなと
卒論書くときにいろいろ調べたけど
決して見せてもらえなかった資料があった。
条件付きで閲覧が許された資料も。
それらの内容を見ててさ。
やるせない気持ちと
男ってほんと馬鹿だよなぁって呆れたのを覚えてる。
東京大空襲は、日本の政府によってもたらされた人災だと思う。
そこからの復興の速さは
それまで、押さえつけられてた分、自由になった国民の喜びのようにも見える。
我慢しなくていい、
自分たちでまた、創り直すんだ、みたいな
希望にあふれてたんじゃないかな。
それが戦後復興の速さと、高度経済成長期につながったと思う。
戦後70年、戦争体験者が高齢化して、
社会を動かしてる世代は、戦争をしらない。
世界一安全な国、ではあるけど、
戦争の悲惨さや、辛さを
想像できない人、
わが子の躾を学校任せにして、
なにかあったら教師や学校の制にするくせに
普段は家で平然と教師や学校の悪口をいう親たち。
相手を思いやるってこと
高度経済成長のうらで、どっかに置いてきちゃったんかな。
今年は戦争についても考え、
先人の想い、無念にも
想いを馳せるだけの余裕がほしいな