おそらく日本の多くの大学では前期と後期(または春学期と秋学期)の2学期制が多いと思います。私が勤務する大学も昨年度までは春学期と秋学期の2学期制でした。
そして1科目2単位の講義科目では15回の授業を行い、最終週に定期試験を行うというのが通例でした。もちろん試験にかえてレポートを提出させることもあります。
それが今年度入学生からクォーター制が導入されたのです。つまり、1年間の課程を4つの学期に分けて行うことです。それぞれ第1クォーター、第2クォーター、第3クォーター、第4クォーターと呼ばれています。試験は各クォーターの最後に実施されます。
このため学内ではかなり混乱をまねいています。1年生はクォーター制(4学期制)で2年生以上は2学期制なのですから当然です。
1年生だけで授業を行う科目はまだいいのですが、中には1年生と2年生以上同時に受講する科目もあります。そうなると1年生は第1クォータの最後で単位認定試験を、2年生以上は中間テストという扱いになります。
どうして突然クォーター制になったのか私にはよく分からないのですが、グローバル化時代に対応するため文部科学省から通達があったらしいのです(真実の程は不明)。
ともかくトップダウンでクォーター制を実施しろと言われ、学内は大慌て。特に時間割を組む教務課は特に大変でした。それでなくても学内で一番多忙な部署なのに、クォーター制に対応すべくシステムの入れ替えがあったり、教室の確保は大丈夫か、非常勤講師の手配は従来通りで足りるのかなど多くの課題を抱えて新年度がスタートしました。
年度初めはやはりかなり混乱があったようです。時間割に書かれている教室と実際使用されている教室が違うなどゴタゴタが続き教務課職員は疲弊しきっていました。
それでも日が経つにつれてなんとか流れにのって今日に至っています。
図書館では幸いクォーター制導入で、大きな問題が生じるということはありませんでした。かえって図書館の利用者数や図書の貸し出し冊数が増えたようです。理由はどうであれ、学生さんが図書に触れる機会が多くなるのは好ましいことです。
社会人になるとなかなか本を読む時間が少なくなります。卒業したての新入社員ならなおのことです。ですから、学生の間はしっかりと本を読んでほしいと願っています。