以前、お話したように私が勤務する大学は、今年からクォーター制を導入しました。これまでの1年間、春学期・秋学期の2学期制から、第1クォーター~第4クォーターの4学期制になったのです。
既に第1クォーターが終了し、現在第2クォーターに入っています。学生さんにとっては試験の回数が増えて大変ですが、教務課の職員も試験の時間割を組んだり、教員に採点結果の入力を促したり、追試験を実施したりとかなり負担が増えているようです。
図書館はそんな学内のバタバタとは少し距離を置いた部署なので、比較的ゆったりと仕事ができます。しかし、「ゆったり」とした雰囲気にのまれてしまってはいけないと常に気をつけています。と言いますのもいかに図書館とはいえ、バタバタと仕事が押し寄せてくることが必ずあるからです。
例えば定年で退職される先生の研究室本(公費の個人研究費で購入された備品図書)を引き揚げる時は大変な重労働です。先生にもよりますが、多い時だと1000冊を軽く超える場合があるのです。
先生には予め対象本のリストを渡して準備してもらうのですが、全員がキチンとまとめてくれているとは限らないのです。酷い場合は「この部屋と向かいの部屋のこのあたりね」とざっくりと示されることもあります。そうなると私たちは図書館のラベルが貼られている本を一冊ずつ確認しながら段ボール詰めしなくてはなりません。
1000冊を超えるとこの確認作業だけでも大変です。しかも、先生の研究室がエレベータのない建物だったりすると目の前が真っ暗になります。回収した大量の本がが入った段ボールを1階まで運ばないとならないからです。一体、何往復したらいいやら・・・。まるで引っ越し屋さんです。
毎年必ず何人かの退職者が出ますので、この研究室本の回収作業が発生します。困るのはいつ、どの先生の回収作業が入るか分からないということなのです。先生によってはギリギリまで持っておきたい方もいますし、次にその研究室を使われる先生が決まっており早急に引き揚げないといけない場合もあります。なので先生から連絡があった場合はバタバタとしなくてはならないのです。
その他にも古い図書で利用価値がなくなったものの廃棄作業が毎年必ずあります。これも重労働です。エアコンのない閉架図書室にこもって、対象本を確認しながら段ボール詰めするのですが、汗だくになって作業しなくてはなりません。
業務が比較的少ない場合でも、すぐに身体が全開にできるように心の準備だけはしておく必要があると思っています。例えるなら「抜き打ち試験」に備えて、コツコツと毎日勉強する生徒・学生さんのようなものです。
ヒマだから仲間と駄弁って時間をムダに使わないよう気をつけています。人生とは毎日が試験の連続のようなものです。そんなにたいそうなものでもないか・・・