今日は雨降り。
「ちょっと遊びに行ってくる!!」
「雨だぞ?」
玄関先に居る悟空を見て煙草をふかしながら三蔵が言った。
「雨の日は外に行っちゃダメなのか?」
「ダメとは言わんが・・・。」
「悟空、何処に行くんですか?」
煙草をふかしながら天蓬が悟空を見て言った。
「外に遊びに行くんだよ。」
「雨降りですが?」
「傘 差す~~♪」
「傘ですか?悟空は動くので傘よりは・・。」
「傘以外に何かあんの?」
「ちょっと待っていて下さね?」
天蓬が部屋の方に戻って行った。
「傘以外に何かあんのかな?」
「俺に聞くな。」
「早く外で遊びてぇ!!」
☆☆☆
「悟空、待たせてすみません。下界に行った時に見つけたのですが・・。
雨の日に着るゴムを使ったコートですね?雨合羽とも言うみたいです。サイズ合うと良いんですけど?」
レインコートを悟空に渡す天蓬。
「あまがっぱ?」
「そうですね。」
チッ
三蔵が舌打ちした。
「かっぱかぁ・・・。」
「違いますよ。雨合羽です。」
「嫌なヤツの事思い出しちまった。」
「三蔵、どうしましたか?」
「いや、こっちの話だ。」
「悟空、レインコートは着れましたか?」
「天ちゃん、どう?こんな感じ??」
オレンジのレインコートを着た悟空が立っていた。
「似合うんじゃないですか。似合いますよね?三蔵。」
「俺に振るな。」
「ん?雨降りなのに外出んのか?」
捲簾が悟空を見て頭を撫でた。
「外に遊びに行くんだ!!」
「雨に濡れねぇか?」
捲簾が悟空の目の高さに合わせて屈んだ。
「捲簾、これはレインコートと言って雨に濡れないんですよ?」
「なんで?」
不思議そうに捲簾が天蓬を見る。
「三蔵にも話したんですけどね?下界に行った時に見つけたのですが、
雨の日に着るゴムを使ったコートで雨には濡れないんですよ?」
「へ~?こんなコートが?」
「そろそろ 外で遊んでくる!!」
「気をつけて行って来るのですよ?」
「いってら。」
「パパは着いて行かないんですか?」
苦笑いしながら天蓬が言った。
「いかん。」
煙草をふかしながら三蔵が言った。
「金蝉パパなら行きそうだナ。三蔵パパは行かねぇのか?」
「パパじゃねぇ。」
「あははっ 両方、案外良いパパではありますがね?」