寝不足だが獣医に電話をしなければならない。これから当面は犬を日本へと連れ帰る事がプロジェクトとなる。今日の午後4時か明日の朝9時しか予約が取れないと言う。晩飯の先約があったので明日にした。朝9時は早いが仕方ない。

 

ホテル内で粗相は出来ないため、朝早くから散歩へ行く。前泊まっていたホテル前よりは、大分広くて歩きやすい道である。

 

帰ってきて朝飯に行こうと思い、犬を部屋に残して出ると、やはりキャンキャンないてしまう。廊下ですぐ泣き止むか待ってみたのだが、数分では止みそうにもなかった。近隣の部屋に申し訳がないのもあるが、泣かせると思うと私が辛いのだ。部屋に戻って、少し時間が経つのを待った。メールなどをして時間を潰す。

 

また出てみる。今度はベッドに置いて、泣こうとしたところで、少し強めにシィと言ってみた。効いたようで、泣かない。前はこんな事はなかったので、やはり友人宅でしつけられたらしい。たが餌もあまり食べていない。大丈夫だろうか。

 

降りて、朝飯をたらふく食べる。しかし朝からナプンプラーとニンニクと唐辛子はパンチがあり、これで一日中口が臭くなる。早く自分で調理したいものである。

 

ここで飼い犬を知り合いの家に一旦戻し、ジムなどに行きたかったのだが、あちらからの返信が来ない。全く来ない。連絡なしには押しかけられないので、終日犬と過ごす事になった。久しぶりなので、嬉しい事は嬉しいのだが、ジムにも行きたかったのである。

 

就職関係のメールや編曲をして時間を潰す。6時半には晩飯の約束である。

 

この時間帯の渋滞は本当に酷い。だが対処には自分が早めに動くしかない。5時半にはタクシーを予約した。当然の様に20分遅れてくる。レストランに着いたのもギリギリである。

 

しかし相手も30分遅れてきた。これが有名なタイの人々の、時間に対するルーズさである。別に批判しているのではなく、自分もここまで遅れても許されると思うと、少し気が楽である。

 

知り合いとその同僚、三人で飯を食った。話しやすい人達だ。わざわざ犬を連れて行けるレストランを選んでくれ、可愛がってくれる。犬好きは良い。イギリスの話をしたので少し湿っぽくなってしまった。しかし普通に談笑した。物凄く気があって、これからも毎週会いたいとまではいかないが、一人の時間を減らしてくれたのはありがたい。

 

食べ物は普通に美味しいが、やはり炭水化物が気になる。甘い物を飲みながら麺類を食べ、デザートもしっかり食べる。皆細いのが不思議だ。

 

帰りは送ってくれた。病院の近くを通ったので少し怖くなったが、道筋をわざわざ変えてくれたの気のせいだろうか。まだあの見慣れた病院と道順を見る勇気はまだ出ない。

 

明日は早いので寝た方がいいが、やっぱり寝付けないのは性分である。