さて、パリに到着して1週間、ルーブル美術館です。1時間半くらいの美術館スタッフによるツアーと入館料をパリに行く前に予約しておりました。このツアー、英語だったけど、効率よく有名どころを回ってくれて、英語がわからなくてもおすすめです。


ルーブルはもともと12世紀ごろは要塞だったところを宮殿にしたけど、ルイ14世がルーブルにお屋敷を移動したので美術品の収納場所・美術館としての機能が増していったという背景があるそうです。


ピラミッドの地下の入り口から1日がスタート。この日の服装は、完全に、機能重視です 笑 この日はルーブルの後、夜のベルサイユに出かけて行きました。


要塞の跡地を感じる一角


スフィンクス


ミロのビーナス、ちゃんと近くで見れました。


モナリザは無理ゲーと思いましたが、辛抱強くしていれば10−15分くらいで何とか徐々に最前列に辿り着きました。最前列でも遠くて防弾ガラス?に囲まれているので、テクスチャなどは全然どんな感じなのかは見れなかったのが残念。盗まれた過去があるので仕方がないのかなー。

ちなみにこのモナリザの向かい側にある絵がルーブルで一番大きい絵だそうです。が、ほとんどの人がモナリザに気を取られ、見るのを忘れて帰る、とガイドさんが言っていました。


この奥にある彫刻も有名です。グレーの船体がなんかおかしいと、議論になったそうです。大理石の壁、この一画は実は、壁紙でカバーしてあるのだとか。


なんとなく気になる野菜が取り込まれた絵画。


お昼。こちらもおやつとドリンクつけても1人15ユーロ程度で(アメリカのメトロポリタン美術館だとサンドイッチだけで16ドルするので)お値打ちで美味しかったです。


この彫刻の前で同じ格好をして写真を撮るのがお約束のよう。


窓から中庭を見たところ。この辺はスリが多いそうです。


ペテン師の女、とかいうタイトルだったと思います。


何となく気になる壁。


ハンムラビ法典、意外と大きくてびっくり。


中庭も彫刻があってとても優雅で壮大で雰囲気があってよかったです。少しオリンピック仕様にもなっていました。


ルーブルは、同じ階ならずっとつながっている、というわけではないので、階段を強制的に登ったり下ったりさせられて、思うお部屋にさっと行けなかったのが大変でした。全部のお部屋は回れませんでしたが、ガイドさんが有名どころに連れていってくれたおかげで、5時間くらいの滞在でしたが行きたいところはほぼ全部回れて大満足でした。


私は11年NJに住んでいてニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)は10回以上行ったことがあるのでつい比べてしまうのですが・・・、METは計画的に作られた建物に対し、ルーブルは12世紀の要塞を起源として、宮殿として使われた経緯もあり、建物が、実際に使われていた跡地が美術館になったというところにとても価値があると思いました。METも素晴らしいのですけど、建物は結局は似せて作ったもの、ですしね・・・。(METを褒めておくとしたら、各美術品の横にある説明文が、METの方が格段に思慮深く、背景にも多く触れられているのでキュレーターのレベルがすごいなと思います。ルーブルは、英語の説明文があまりなかったのでGoogle翻訳で見てみたら、え!?ってくらい普通のことしか書いてなかったりして逆にびっくりすることがありました。)どの美術館も、どうやって美術品を手に入れたのかは議論になるようです。大英博物館のパルテノン神殿の外観の飾り物Facadeは、ギリシャに返せと言われたけど、ギリシャじゃまともに保存できないでしょ、と堂々と跳ね除けられたことで有名で、そうかもしれないけど、色々複雑ですよね。他の美術館の有名な展示品も色々ストーリーがありそうです。


色々書きましたが、普通に歩いて通り過ぎてしまった価値ある美術品がまだまだいっぱいあったので、またパリに戻ることがあったら、ぜひ立ち寄りたいと思います。