遅ればせながら、米国確定申告が終わりました。こちらは4月15日が期限なので、日本の1ヶ月後です。


医療控除は収入の7.5%を超えた分が控除だとか。アメリカの平均収入に近い年収6万ドルなら4500ドルを超えるとその分が控除になるみたいです。結構厳しい・・・。でも、交通費、駐車場代や、家族が宿泊した場合も上限はあるものの含めても良いので、レシートを片手に頑張って計算しましたよ。去年は、治療するときの自己負担の年間上限の5000ドルを払っていたし、何度もマンハッタンにも通っているので駐車場代、交通費、夫のホテル代など・・・色々他にも出費はありました。でも、結論から言うと、連邦では還付ゼロ。ガッカリ。(州税はもしかしたら数百ドル還付があったかも。)


と言うことで、ツレない結果に終わりました💧税金高いです。



医療費とは全く関係のない確定申告のお話しで、びっくりしたのは、税金の額が、夫婦が合算か別々か、住宅ローンや固定資産税の控除はどちらが申請するのか、で、かなり変わると言うこと。


夫とは一緒に家を買ってずっとドメスティックパートナーとして一緒に住んでいたのですが、結婚したのは去年でした。ちょうど、去年7月に膀胱がんが見つかった時、指輪の発注やら色々準備している時でした。そして、結婚するなら髪の毛が抜ける前がいいんじゃないの?と抗がん剤投与10日前くらいに思いつき(遅い)、最後はバタバタと、隣の家に住んでいる連邦裁判官(Marriage Certificateにサインができる)に、「来週の金曜日30分くらい空いてる?」みたいなノリで、抗がん剤投与初日(月曜日)前の最後の平日(金曜日)に自宅裏庭で結婚、今日に至るわけです。(ラスベガスのドライブスルー結婚式の次くらいの勢いで進んだと思う 笑 でも、今でも抜け毛があってウィッグ生活なので、この直感は正しかった。)元々ドメスティックパートナーとして私の医療保険に夫と子供たちが入っていた(私の保険の方が自己負担額が低く、自社製品の薬は無料、とか色々特典があった)、とか、医師から直接診察の内容を相手に伝えてもらうことができるとか、銀行の口座もローンも一緒に持てるとか、夫婦並にほとんど認められてはいたので結婚してもしなくてもそんなに変わらない、と思っていたのですが、税金への影響は考えていませんでした。しかも、悪い影響とは。


私は、WA州で働いていた時は会計士による確定申告サービスがついて来ていたけど、NJに引っ越してからの11年はそれも無くなったので自分で毎年Turbotaxというソフトウェアで申請していたのです。今年も同じソフトで最初は、前年と同じように婚姻状況の選択肢を「シングル」のまま申請を進めて最終的な納税額を確認後、最後に「結婚しているけど別々に申請」という選択肢を選んだ時にどれだけ納税額が変わるかを見比べてみたら、瞬時に6000ドル(約92万円)の納税増になったので、いやいや、そんなわけはないだろう、何か設定ミスだろう、と夫の税理士(義理兄)の元に急遽、確定申告締切前日に相談に駆け込みました。


さておき、結論から言うと、アメリカでは、一般的に、未婚で確定申告するのが一番控除の上限が高く、税金が優遇されるらしいとのことでした。え、家族って優遇されないんだ・・・という驚き。扶養がいたらもちろんそれなりの控除はあるけど、共働き夫婦がジョイントではなく、「結婚しているけど別々で提出」にすると、最悪なんだとか。その最も優遇されない状況がまさに私たちに当てはまることが判明。私の婚姻状況による違いだけで生じる6000ドルの納税差も例外ではないらしく、この仕組みを「結婚によるペナルティ税」と呼ぶ人もいるらしい。


さておき、義理兄には、私は2023年のうち、半年以上はシングルだったのだから、シングルで申請しても大丈夫、とのアドバイスを得て、どうやら今年は払わなくてすんだ差額の6000ドルは、家族の口座に寄付!?になる模様です。来年からはどうなるのかなー・・・🙄


今日は久々に20度越えの良い天気、猫さんは1時間以上お外を堪能しました。


後ろで咲いているお花はこんな感じです↓少しずつ、NJ州の景色も色鮮やかになって来ました🌷


と言うことで、長くなりましたが、去年は医療費いっぱい払っても、医療控除は無かったと言うお話でした🙄明日から頑張って働きます💪