昨日も朝7時半過ぎに家を出発、通勤バスに揺られマンハッタンへ。渋滞でいつもより時間がかかりつつ、9時に到着したので、10時半オープンの近代美術館(MoMA)に行く前にダウンタウンとブルックリンを歩くことにしました。


前日にレッグバッグなくてやはり不安な思いをしたので、再度レッグバッグ着用です。気温20度になるとのこと、汗ばみそうな日のレッグバッグ、そしていっぱい歩く予定、ということで、ユニクロのAラインワンピにUGGの厚底ブーツです。(大正解🙆‍♀️)春用コートは学生時代から花粉症の時期に活躍するもので気づけば24年もの。着る期間が短いせいか、まだまだ現役。もう少し頑張ってくれそうです。(いつも玄関のジョウロを片付けようと思いつつ出掛けは慌ただしくて忘れる。)



さておき。


ダウンタウンはワールドトレードセンター、証券取引場、ウォール・ストリートなどが有名。

1776年に建国されたというのにちなんで1776フィートの高さに作られたフリーダムタワー。911で消失したツインタワーの一つの跡地に立っています。もう片方の跡地は911記念博物館になっています。


一角に建てられたオキュラス(ギリシャ語で目玉?)という名のショッピングモール。朝9時でもトイレが開いていて綺麗なので歩き始める前に立ち寄りました。


最近できたっぽい銅像がいろいろありました。



グランドゼロの近くにあるけど911でも焼失せずに残ったセントポール教会。


証券取引場前に向かって立っているおそれを知らない少女Fearless girlの像(左)↓思ったよりもすごーく小さいです。Wikiによると128センチ、「企業経営陣の女性比率向上などのメッセージ性を含んでいる」らしい。

Charging Bull(オス牛)の像(右)。こちらもWikiによると「ブルは金融用語でブル・マーケット英語版(アグレッシブで楽観的な繁盛市況・上昇相場)の象徴であり、この荒々しくエネルギッシュなブルの銅像は株式市場のエネルギー・力・不確かさを表している。」だそうです。ウォール・ストリート(金融街)を象徴とする銅像で、写真を一緒に撮る人の列ができていました。
ダウンタウンは、マンハッタンの中でも古い方なので(移民がエリス島からマンハッタン南端に到着して、土地がなくなると北に向かって人口を増やしていった)、石畳の道路が結構多いです。



ダウンタウンの南東側からはブルックリン行きのフェリーが出ているので、これでブルックリンへ。


マンハッタンのダウンタウン(南側)が見えます。フリーダムタワーも。


ここにもメリーゴーランド。


ブルックリンから橋をを通してマンハッタンが見える有名な場所。橋の真ん中の奥にはエンパイアステートビルが見えます。


昼はブルックリンピザ。写真枚数制限で割愛。


腹ごしらえの後はMoMAへ。先月会員になったので、妹は5ドルで入場。(どういたしまして。)入り口のセキュリティでのバッグチェック、交換パウチの入ったポーチを開けようとしたので、みてもいいけど、医療装具だから別室でお願いしたい、と言うと、No, no worry. と言って、ポーチを開けずに通してくれました。


企画展は???なものが多かったので常設のものをメインに写真でシェア↓ピカソが多いです。




よく知られたアートもいっぱいあるのですが、本当に近代、というか現代のアート作品は、なぜ?というものもいっぱいです。どういう作品がMoMAに認められるのか、の基準にいつも考えさせられます。(自分がアートと決めればそれがアートだ、というとても心強いメッセージも感じます。ここに来ると、全然美術でひい出ていなかった自分が何か作ろうかな、という気になるから不思議です。)個人的には、ワシントンDCのスミソニアンの一角にある近代美術館の方が、期待する「近代美術」が見れるような気がします。


夜は夫が働くダウンタウンに戻り、アメリカ最古のTavern(酒場?)、フランシス・タバーンで仕事帰りの夫と合流して食事。ジョージワシントンも来たことがあるとか。(独立戦争後のお食事会を開いたらしい。)料理、美味しくてびっくり。歴史的建造物のレストランはあまり冒険しない料理が多いのですが、創作系もあってよかったです。


まだまだ終わりません。夜はバードランドというジャズクラブです。(有名らしいです。確かに毎回ハズレなしです。)


NJに来てからジャズを5年間すこーしだけ習っていて(15分ジャズ、30分クラシックピアノ)、ニューヨークのジャズクラブには時々行っていたのですが、今回は結構久々ぶりでした。私が行く時はピアニストが絡むジャズプログラムを選びがちで、今回も例に漏れずTedd FirthというNYCでミュージックディレクターをしていて、主にアーティストの裏方をしている方が、年に一回、趣味でジャズピアノコンサートをしている、というライブでした。とにかく饒舌によく喋る!今日のプログラムはどういう感じで組んだのか、とか、どうやって選曲したのか、とか。お話も興味深かったです。


そして、裏方ピアニスト・Teddのお客人は「表方」の人たちばかりのようでした。何やら、いろんなところに見たことある人たちが座ってるなーとは思っていたのです。曲が始まってからも、インプロビジョンのあとの拍手のタイミングも完璧すぎで、間違いなくそっち方面にも明るい方々。そしたらプログラムの真ん中くらいのお話の途中で私の後ろにいる上品なお婆さんに、「(セッション)やる?」と聞いているではないですか。


急遽観客のお婆さんがステージに登場。目の前で音階をチェックし、OKと思ったらいきなり歌い出しました。マリリン・メイ(Marilyn Maye)という歌手でした。迫力がすごい。最後に、「あー楽しかった」と言って席に戻っていきました。全ての楽曲が良かったのですが、私の中では、このお婆さんが全てをかっさらっていった感じです 笑 これをつまみにワインが飲めるレベルです。(今日調べてみたら、95歳にして現役で、来月NYCでコンサートするらしいです。行きたくなりました。)


フラッシュ撮影以外はOKだったので、もし興味がある方がいたらお裾分けです↓

心に響きまくりの歌でした。「あなたがいて良かった〜」と歌うところで最前列の私、バッチリアイコンタクト。涙が出そうでした。95歳でこの声量!?これ以上ないくらいにおめかしして孫のような年齢のミュージックディレクター(本日のジャズピアニスト)に、「結構やるじゃない」と言い放つ始末。まだ半分近くの年齢の私、まだまだ頑張らなくでは、です!


すごい人にひょんなところで出会ってしまう、これだから、ニューヨークは面白いです。


妹もすごい、すごい、を繰り返していて、思い出に残る場面になったようです。