膀胱全摘前に尿路変更術を迷っていたので新膀胱を持つサバイバーの方とお話をしました。その時に、もし意識がなくなったり急に病院に運ばれることになった時のために何かしていることはあるかと聞いたら、メディカルアラートを付けるのが良い、救急の人はこれを確認することになっているから、と言われました。実際に、この方はブレスレットをつけているとのこと。


このメディカルアラートアクセサリーなるものの存在を知らなかったのでちょっとだけ調べてみました。

アメリカではAmazon, Etsy, Medical alert サイトなど、結構いろいろなサイトで売られているようです。ブレスレットやネックレス、指輪、カバンにつけるタグだったりしますが、↓のようなシンボルが付いていて、「医療情報のありか」だという目印になっています。よくある例が糖尿病だったり、アルツハイマーだったり、そのほか目に見えない障がいの種類と緊急連絡先を書いておくというもの。



たとえばこんな感じ↓



この蛇の印はStar of Lifeというらしく、救急医療のシンボルらしい。蛇の周りにある6つの「棒」(私には3つの棒に見えますが💦)は、救急医療(Emergency medical services:EMS)の6つの機能を示しているそうです。真ん中の蛇が巻き付いている杖は、ギリシャ神話の医療の神様のアスクレピオスの杖から来ているらしい。蛇は、アスクレピオスにちなんで医療関係のシンボルによくみられます。



もっと詳しく知りたい方はこちら↓

https://www.ems.gov/assets/HS808721.pdf


日本語のウィキペディアにも蛇のマークの由来を発見


新膀胱やインディアナパウチにしていたら、手術前に迷わず買っていたと思います。私は回腸導管だからいらないかなと思ったけど(外から見てすぐにわかるしね)、とりあえずお一つ作ってみることにしました。Etsyで、カスタムのための情報を入力して発注、とお手軽でした(表は名前とスターオブライフのシンボルマーク、裏は回腸導管、ラテックスアレルギー、と、緊急連絡先(In case of emergency: ICE)を刻印)。36ドルくらいだったと思います。ニッケルをはじめとした様々な金属アレルギーがあるので、ダメだったらシルバーで作り直しかな。。。本物のシルバーだと80−120ドルくらいが相場みたいです。



日本でいう、ヘルプマークの裏に疾患や連絡先などが書いてある感じかと思いましたが、厳密には違うものかな?メディカルアラートブレスレット、日本でも同じものが一応少数ながらオンラインで売られているようです。日本の救急隊員や病院関係者にも周知がされているのなら特に新膀胱の方は万が一の時にも安心かもしれませんね。