夜12時過ぎ、病室になんと、新たな「ルームメイト」がやってきました。やっと寝ついたところで新たな入院患者さんのお部屋のセットアップが始まって寝れなくなってしまったのと、お腹の痛みが気になり出したので、オキシコドンを1時ごろもらいました。(その後よく寝れました。)


今日は朝5時にスタート。バイタルと投薬。体重は昨日に比べて500g減、手術前とほぼ同じになりました。あまり食べていないので、むくみが引いたらもう少し減ると思います。血液検査の結果は昨日とほぼ同じ、赤血球の低下と、クレアチニン濃度の上昇。前日にあった塩化物イオンの上昇とカルシウムイオンの低下はおさまっていました。そういえば、手術後、BUNが正常範囲内に収まるようになっていました。腎機能の低下が心配だったので、よかったです。


6時前くらいに執刀医のチームのドクターが来て切開部、腹水カテーテル、ユロストミーバッグのくっつき具合をチェック。腹水がまだ1日に1リットルくらい出ているので、この状態で退院するのが心配だと再度伝えましたが、みんなそれぞれ違うけど、これも正常の範囲内で、退院には問題ない、とのことでした。明日からの生活がちょっと心配です。ナースは、腸がもっと本格的に動き出したら腹水の吸収・排泄も早まると励まして(?)くれました。早く落ち着いてくれるといいけど。


7時前に執刀医と、1時間前にやってきた外科医、ナースがやってきました。腹水のクレアチニン濃度が1.5mg/dl だと伝えると、退院しても大丈夫だと、正式に退院の手続きに向かうことになりました。腹水を抜くカテーテルと輸液のチューブが退院前に抜けました。お腹の切開部のホッチキスは、1週間後の診察時に取るとのこと。


合間を縫ってとりあえず、歩ける時にフロアを歩いてみます。ナースステーションの前を通ると、新年の目標が話題のようでした。ジムメンバーシップとか、ダイエットするとか、ちゃんとした生活をするとか、旅行先のこととか、万国共通のようです。


腹水のカテーテルを抜いた後、薬剤師が薬の説明に、オストミーナースが、サプライの説明、訪問看護師に渡す書類、サプライの発注方法の説明にきました。オストミーナースにナイトバッグに繋げた時にパウチがよじれてちゃんと排液されないと伝えたら、チューブをまっすぐにした状態で固定するバンドを足にくっつけてくれました。おうちに帰るということで、ナイトバッグからレッグバッグに付け替えてずいぶん身軽になりました。


最後の朝食、食欲がイマイチで最後まで普通の食事には手を出せず、桃缶以外はドロドロ食で終わりました。この後、入院中、いちばんのお気に入りだったマンゴーヨーグルトスムージーもいただきました。




最後に退院の説明をするナースです。1ヶ月車を運転してはいけないこと、6ー8週間は4.5 kg以上のものを持ってはいけないことなどを説明して、輸液チューブを抜いて終わりです。


4日過ごした病室からの景色です。


退院時はスウェットパンツが良い、と書いてあったので持っていったのですが、レッグバッグには向かないと思い、退院時の衣装は、入院時に着ていったユニクロの黒ワンピースを着て帰ってきました。レッグバッグ、全部隠れました✌️



着替えて車椅子で病院入り口まで荷物と共に連れていってもらい、ホテルをチェックアウト後、4日ぶりに車をガレージから出してもった夫と合流しました。みんなにHappy New Yearとあいさつをして大晦日のお昼過ぎに病院を後にしました。タイムズスクエアのカウントダウンや家族を訪れる人たちで渋滞していたらどうしようかと心配しましたが、混むのは昼3時過ぎかららしく、NJの自宅までは50分くらいで着き、ほっとしました。


こうして私の4日間の入院生活は終わりました。


全然関係ないけど、あのタイムズスクエアのカウントダウンにいる人たちは、セキュリティのためにゲートが閉まるのが夕方5時で、深夜0時以降までいるので多くの人がオムツを履いているらしいです。ナイトバッグがあったらそんな心配は無い!?