2回目TURBTから12日後 816日、821日からの抗がん剤投与に向けて、再びマンハッタンの病院を訪れ1日検査です。NJ州の病院でもできるけど、今回のように、抗がん剤投与開始まで2週間を切ったところではNJ州分院の予約待ちでは間に合わなく、すぐに予約を入れられる規模の大きいマンハッタン本院でやるそうです。


この日の結果をベースラインにして、抗がん剤終了後の結果と比べて、抗がん剤の効きを見ていく事になります。


まずは一般の血液・尿検査。今まで尿沈渣で悪性癌陽性、と出ていたのだけど、今回はまだ手術後の出血で赤血球多いという異常以外は正常。初めて沈渣で上皮細胞(腫瘍を含めて)が検出されなかったのは良いニュース。


次に腫瘍内科医Dr.A との診察。治療をする前に直接会って話をする決まりだからということで、今日はお話し短め。今日で2回目のTUB RT術後12日だけど、3日前にまた血塊が尿中に混じるようになって抗がん剤投与までに治るのか心配なこと、治験の遺伝子検査に使う腫瘍は一番浸潤度が高いもの1つだけを使うのか、2回の手術で採取した3つ全ての遺伝子変異を確認するのかと聞きました。

血塊については、水をしっかり飲んで流していけば大丈夫とのこと、抗がん剤治療が始まると症状は緩和されるはずとのこと。(私は抗がん剤で血小板や、上皮細胞の再生に影響があると手術の傷口が治るのに影響があるのではと思っていたのだけど先生によると目に見えない残った腫瘍が治癒を遅らせている可能性があるので、抗がん剤投与で癌細胞が死ぬと、手術の傷口の治癒が進むとのこと。)

遺伝子変異を調べる腫瘍は、唯一膀胱の筋層に浸潤していた腫瘍を使うことになるだろうとのこと。多発性腫瘍の起源が一つの細胞からか、複数の細胞からかで答えが違うと思うけど、先生いはく、同時期の腫瘍は大抵同じ変異があるから、一番浸潤度の高いものを解析すれば良いのだそう。見た目が明らかに違う時には複数の組織を提出することもあるそうです。


PETスキャンは、6時間の絶食で臨みます。6時間なのでそこまではきつくはありません。放射性物質を含んだ注射をする1時間前以内に再度血糖値を確認(70-100mg/dLが適切)。放射性物質を含んだ注射の後はヨウ素を含んだドリンクを飲みながら1時間待ち、CT25分くらいかけて撮ります。

ナースとこの辺の美味しいレストランに花が咲きます。

日本食屋Zawaは手作り豆腐のお店、キューバン(Sophie’s Cuban cuisine -レノックス・ヒル)MSKで過ごす長い1日におすすめ、とのこと。私はたまたま先週末に行ったこの辺りにあるペルー料理屋(ミッション・セビチェ)をおすすめしたところ、毎日通りかかるから気になっていたんだ!と喜ばれました。


PETスキャン(要絶食)が終わって、少しプロテインバーを食べました。最後にMRI。最初はコントラストなしで、次にPETと同じ留置針のままコントラストに使うヨウ素系造影剤を注射して画像を撮って終了。


2時過ぎに到着し、病院から出たのは夜8時半!看護婦さんに聞いたところ、夜中12時まで稼働しているとのこと。ただただ、お疲れ様です。


さて、絶食を含む長い1日の後、自分へのご褒美、ということで、歩いて10分くらいのところにある寿司屋(Tanoshi  sushi)でおまかせメニューを夜9時から堪能、達成感に浸りながらNJ州の自宅まで、50分ドライブして帰って長い1日が終了しました〜。