通っていた泌尿器科医は、手術(TUR-BT)時の膀胱内腫瘤の見た目がかなり悪そう(Agressive)だったので、病理では筋層が標本になかったけど、間違いなく筋層まで削っているので膀胱をすぐ取った方が良いと勧めてきました。

 

私は、病理標本に筋層がないと、侵襲度がわからず治療方針も変わるので、病理標本を作ったもとの(腫瘍が包埋されている)パラフィンブロックをさらに深く切って、筋層が出てくるかどうかを確認してみるか、2回目のTUR−BTをして、ステージの確定し直しをした方が良い、という考え。セカンドオピニオンを受けた方が良いと思い、以下の専門医の先生のセカンドオピニオンをいただくことに。

 

  1. 泌尿器科医(Dr. Z)の勧める某病院(自宅のあるニュージャージー(NJ)州での泌尿器系腫瘍の医療機関が2位)の泌尿器腫瘍科のディレクター(Dr. A)
  2. 上記Dr. A(外科医)が勧める腫瘍内科医(Dr. D)
  3. マサチューセッツのダナ・ファーバーガン研究所(ハーバードメディカルセンターの一部。)メディカルプランのセカンドオピニオンを受ける会社のベネフィットを利用。
  4. ニューヨークのメモリアルスローン・ケタリングがんセンター。全米の医療機関ランキングで腫瘍全般が2位、泌尿器科腫瘍が4位だったこと、NJ州の自宅から車で30分のところにサテライトオフィスがあることもあり、会ってみて合いそうならこの病院に転院して治療ができるかもしれないと思い選択。
  5. 某病院の泌尿器腫瘍外科医  (NJ州で泌尿器科腫瘍が2位(全米は30位くらいだったと思う)ということで選択。ただ、後日、1番目のセカンドオピニオンの医師がここの病院に属していて、さらに、統括している医師ということがわかりとりやめ)
1から3番目のセカンドオピニオン医は比較的受身的な選び方ですが、4番目と5番目の医師は膀胱腫瘍の分野での全米でのランキングをもとに選択しました。自分では3−5の3人の専門医にお尋ねするつもりが、泌尿器科医経由で他の専門医2人に会うように勧められたので、最終的に5人もの名前が上って、さすがに多いかも、と思ったので、減らすことに。たまたま同じメディカルセンターに勤務されているかたが2人いたので、1人はキャンセルして、最終的に4人の方のご意見をうかがいました。1回目のTUR–BTの直後、回復になかなか時間がかかって2週間半横になる生活が続いたのですが、急がなくてはならないということは分かっていたので横になりながらも、かなり凄い勢いでリストアップして1回目のTUR−BTから1週間以内にはセカンドオピニオンの申し込みをお願いしました。予約待ちで最終的に3週間近くかかって全ての方から意見を伺いました。