9月、俺が仕掛ける一大プロジェクト——14組、総勢72名が爆音とともに集う巨大なゴルフコンペだ。

戦場に選んだのは、群馬の深奥に潜む「ツインレイクスカントリー倶楽部」。牙を剥くハザードと緻密な罠が張り巡らされた、極めて難易度の高い戦略的コースだ。一筋縄ではいかない。

決戦の日に備え、俺は精鋭のスタッフ数人を引き連れ、現地への潜入——下見ラウンドを敢行した。

試打のスコアは惨憺たるもの、完璧とは言い難い微妙な結果に終わった。だが、問題はない。己の弱点もコースの裏の顔も、すべてこの目に焼き付けた。

本番のカウントダウンは始まっている。当日までにすべての調整を完了させ、俺は完璧な状態でこの戦場を支配してみせる。