毎年恒例の紫陽花散策。

今年も最初に向かったのは、明月院だった。

鎌倉の紫陽花といえば、やはりここを外せない。

参道を歩く。

すると、あの景色が目に飛び込んでくる。

一面のブルー。

——美しい。

「明月院ブルー」と呼ばれる理由がよく分かる。

今年は特に色が鮮やかに感じられた。

雨の季節の光と相まって、花々がいっそう輝いて見える。

しばらく立ち止まり、ただ眺めていた。

だが、今年は少し様子が違った。

人が多い。

とにかく多い。

聞けば、数日前からテレビで紹介されていたらしい。

その影響だろう。

例年以上の混雑だった。

写真を撮るにも順番待ち。

ゆっくり歩くのも一苦労だ。

それでも不思議と嫌な気分にはならない。

皆が同じ景色を見て感動している。

そう思うと、この混雑にも少し納得できる。

紫陽花は毎年咲く。

だが、同じ景色は二度とない。

天気も、人の流れも、その年ごとに違う。

だから何度でも足を運びたくなるのだろう。

——今年も、明月院の青は見事だった。💠✨🌿⛩️