ウブド王宮を見学。

門をくぐった瞬間、空気が変わる。

華美すぎない。
だが、確かな存在感がある。

石造りの装飾。
静かな中庭。
南国特有の湿った風。

どこを見ても、歴史の積み重ねを感じる場所だった。

観光客は多い。
それでも、不思議と落ち着いている。

長い年月、人々に守られてきた空気が残っているのかもしれない。

こういう場所に来ると、言葉より感覚の方が先に動く。

理由は説明できない。
だが、確かに“波動”のようなものを感じる。

しばらくその場に立っていた。

——素敵な場所だった。