謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2016年を振り返ると、国内外で政治に関するニュースが多かったと記憶しています。6月の英国で行われた国民投票によるEU離脱の決定、11月の米国大統領選で、共和党のトランプ氏が勝利したことが印象に残っています。当事者ではないので、無責任なことは言えませんが、その結果を見ると、グローバリズムと逆行するような動きが世界の中で広がっているように感じました。英国のEU離脱も、反移民・難民運動が一つの契機になったとも言われているように、世界全体で「不寛容さ」が広まり、それが最近のテロの増加に見られるような、世界的な不安定さを増長しているような気がしてなりません。昨年末に、安倍総理が、ハワイの真珠湾を訪問した際の演説で、「寛容」というキーワードを7回用いました。そして、「寛容の心、和解の力を、世界はいま、いまこそ必要としています。」と強く訴えましたことが心に残りました。
今、日本では、税と社会保障の一体改革をはじめ、様々な場面で改革が進められています。年金制度改革等は、どうしても痛みがともなうものです。将来世代も安心できるような制度にするには、年金受給者・現役世代の年金が減額になる可能性のある制度改正はやむを得ないことだと個人的に考えています。損得勘定だけで考えて、自身に不利益があることに対しては全て反対するのでは、世の中はうまく回っていきません。昨年7月の参院選より、選挙権が満18歳になりましたが、若年層の投票率が低いことも気になります。社会に対する諦めムードがあるからなのでしょう。
日本の将来が心配だと感じている人が多いと思います。安心して暮らして行くことができる持続可能な日本にするためには、改革の是非について問われた時に、「感情」ではなく「理性」で考え、そして「寛容」の心で決断しなければならないと思います。「理性」で考えるためには、正しい情報を知ることが大切です。LFCでは、暮らしに影響を与える制度改革の動向について、正しい情報をお伝えするように努めて参ります。
2017年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成29年1月1日
FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子
暮らしと資産のコンシェルジュ通信(2017年新春号)を発行しました。
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【お届けする内容】 ・持続可能な日本に必要なのは、「理性」と「寛容」 ・日本人は本当に幸せか? 人生選択の自由に必要なことは? ・「日本は、人口減少で国力が低下するから円安になる」は、正しいか? ・平成29年税制改正、若年層の資産形成に強い味方「積立NISA」創設 ・妻のへそくりは、夫の財産!? 名義預金の考え方のキホン ・投資・運用アドバイスは、ロボアドバイザーが主流に!? ・2016年下半期のLFCの活動報告 |

