謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 2014年の世相を表す漢字として「税」が選ばれました。1年を振り返ってみると、消費増税に関する話題を中心に、景気や株価等の経済関連のニュースを耳にする機会が多かったです。私たち家計を取り巻く環境に大きな変化があった年だったと実感しています。

 2014年の家計を統計で分析すると、収入はボーナスを中心に増加し、支出は、消費増税・円安によるインフレに対応するため、家計支出を抑え、その結果、貯蓄が前年よりも若干増えた、と読み取ることができます。

 資産運用の環境を見ると、長期金利は一時0.4%を割り込むほど低金利が進み、預貯金を中心とした安全資産での運用では、物価上昇に追いつかないという状況でした。一方、投資環境は好調で、代表的な指標では、国内株式+10.4%、国内債券+3.2%、海外株式+7.5%、海外債券+16.3%で、国内外の債券・株式の4資産に分散投資をした場合、+9.35%の上昇でした。投資をしていた人と、貯蓄だけの人との資産格差が、ますます広がった1年であったと言えるでしょう。

 1月から、NISAが始まりました。100万円の非課税枠を使って、4資産に分散投資をした場合、9.35万円のリターンが得られ、税金はかかりません。毎月25万円(年間300万円)を支出する家庭の場合、消費増税による負担増加は9万円ですから、その分、NISAを活用した投資によってカバーすることができました。もちろん、2014年の投資環境が良かったという結果論です。今後、税金や社会保険料の負担増加、インフレなどの家計の環境変化を、節約だけで対処することがますます困難になるでしょう。資産運用が家計の重要ポイントだと考えます。

 環境変化の潮流を敏感に感じ取って、自らが変わらなければ、幸せな人生を送ることが難しい時代になった、と痛切に感じた1年でした。ダーウィンが進化論で言った、「生き残れるのは、変化に対応できる者」が、まさに、家計においても言えるのではないでしょうか?

 2015年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。

FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子

暮らしと資産のコンシェルジュ通信・2015年新春号
暮らしと資産のコンシェルジュ通信・2015年新春号(PDF)

【今回お届けする内容】
・家計進化論~幸せな人生を掴める者は、変化に対応できる者
・自己投資で収入は上がる!?~戦略的自己投資の勧め~
・私たちの将来の年金運用を担うGPIFを知ろう!
・公平・公正な社会を実現する!? 社会保障・税番号(マイナンバー)制度
・平成27年相続税改正にどう備える? 今からするべきこと。
・投資のを運用成果を分析する!? リスクとリターン、シャープレシオって何?
・2014年後半のLFC活動報告
・LFCの相続・遺言相談のご案内


暮らしや資産運用に関する情報と私たちLFCの活動報告を掲載しております。
お時間がある時に、ご高覧頂ければ幸甚です。

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皆さまのご健康と幸せなライフプランの実現を心よりお祈り申し上げます。