2013年を振り返ると、サッカー日本代表のFIFAワールドカップ出場決定、富士山のユネスコ世界文化遺産登録、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定、楽天イーグルスの日本シリーズ初優勝など、スポーツ・文化面で国民が沸いた1年でした。
一方、経済においては、アベノミクス政策によって、円安・株高が一段と進み、大企業の2014年3月期の決算は、過去最高益となる見通しです。夏季・冬季ボーナスの伸びも、リーマンショック以来、最高となっています。長引くデフレからの脱却と景気回復への期待感が、よりいっそう高まった1年といえるでしょう。
私たちの家計については、4月からの消費増税と、アベノミクス政策によるインフレというダブルの影響を受け、家計負担は、さらに重くなることを念頭に置く必要があります。現在と同じ水準で暮らすためには、負担増加分だけ、収入を増やす必要があります。しかし、本人の意思で思うようになるものではありません。収入が増えなければ、生活水準を落とすしかありません。
収入を増やす以外には、手持ちの資産を効率的に運用するという方法があります。日本では、金銭教育が十分でないことから、投資に対する抵抗感が依然として強いのが実情です。しかし、住宅ローンを組む際に、金利を抑えると、その効果が大きいのと同様に、資産の運用利回りをほんの少しでも上げる努力をすれば、生涯を通して考えれば、その効果は大きいのです。
今年1月からNISA(少額投資非課税制度)が始まりました。世界的に景気の持ち直しの兆しが見られ、投資環境もかなり改善されています。家計で採用できる消費増税・インフレ対策として、「家計の支出を減らす」に加え、「資産を効率的に運用する」という選択オプションを、そろそろ真剣に考える必要が生じる1年になるのではないかと思います。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
FPオフィス Life & Financial Clinic
ファイナンシャル・プランナー
平野 泰嗣 平野 直子
(YASU&NAO)
