昨日の証券株式市場で、史上に残るトラブルが発生しました。


みずほ証券が新規上場のジェイコム株(1株61万円)を誤まって

『1円で61万株』と売り注文してしまった、というのですが、

その影響で今日も丸一日、ジェイコム株は

売買停止の状態に追い込まれてしまいました。


たった1つの操作ミスで、こんなに大勢の人に迷惑がかかってしまうなんて・・・


間違いは誰にでもあるのですが、今回はその後のチェック体制

システムの仕組みに疑問を感じました。


私は以前証券会社や銀行で、働いたことがあるのですが

窓口で受けた伝票を対面でその場で1件ずつ入力するのと違って、

後方で処理している職員などは似たような数字の伝票を大量に入力します。

1件1件、気をつけて入力しているつもりでも、

ちょっとした加減で入力間違い、ということは人間ですから、

どうしてもあります。


また、通常の取引でないケースを入力した場合は

端末が「確認メッセージ」を発し、

場合によって上司の承認キーが必要なことも多々ありますが、

〈慣れ〉で承認してしまうこともあるのかもしれません。


ただ間違ってもその場で気づいたり、検閲する上司が気づいたり、

銀行の場合は夕方の計算照合で発覚したり・・・


もし間違えてお客さまにご迷惑がかかった場合は、

その後の対応がとても大変なので、かなり入力に気をつけていると思います。


今回のトラブルでは、16分以内にミスに気づいたのに、

修正が利かない、というシステムだったとのこと。

輪をかけて、ネット取引のために

あっという間に飛び火してしまったこと。


1証券会社の単純ミスが、東証のシステムでもそのまま

通ってしまった、というのが被害をより大きくしたのかもしれません。


昔、「マッチ1本火事のもと」という標語がありましたが

今回のケースに例えると、

「たった1本のマッチからいきなり山火事になってしまった」

という感じでしょうか。


せっかく新規上場して勢いをつけようとしていた企業にとっても

盛況になっていた株式市場にとっても、

言葉ではいいつくせない痛手となってしまいました。


伝票入力をするのは、件数も多いし、似たような数字が

並んでいてプレッシャーもかなりあります。

けれど、大量に処理しているとほんの「1つの発注」でも、

お客さまにとっては大切な発注である、

ということを今一度忘れないで、頑張って欲しいです。


また海外では、「空売り」になってしまったものを取り戻すシステムが

整備されているのに、

日本の東証では「想定外」として整備されていなかった、という点や

証券会社内部の体制など、もっともっときちんと整備を進めて欲しい、

と痛感しました。(NAO)


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