本日、東京証券取引所の売買システムがダウンし、3時間以上に渡り、東証1部、2部の全銘柄の売買が停止しました。原因は、東証が先月、取引量の増大を受けてシステムを修正した際のプログラムミスが原因ということです。
先日、10月29日の日経新聞記事によると、東証1部の売買代金の年間累計(10ヶ月)は、328兆円に達し、バブル期の1989年の325兆円を上回り、過去最高になったとのこと。
インターネット取引の普及やデイトレードの流行など、個人投資家レベルの株式取引もその売買高が過去最高になったことに貢献しているようです。
今、書店に行くと、株式投資やデイトレード関連の書籍がマネーコーナーの大部分を占めています。まさに、バブル期以来の株式ブーム再来と言って過言ではありません。
特に、「はじめての○○」のような、初級者・上級者向けというよりも、未経験者向けに書いた書籍が目だって店頭に置かれています。先日、カルチャースクールで、株式投資講座の講師をされている方から伺ったのですが、カルチャースクールでも、初心者コースよりも未経験者コースとした方が集客があるとのこと。はじめて株式投資に関心を持つ人が増えてきているということが言えるでしょう。
将来の年金不安などもあり、「預貯金じゃ増えないし、このままじゃいけないから株式投資でも始めよう」という気分になるのでしょう。また、ネットで簡単に口座を開けるようになったので、以前ほど、証券会社に口座を開くのに抵抗を感じなくなったことも考えられます。
私が、証券会社に口座を開いたのは、社会人1年目のときでしたが、何か銀行で口座を開くのと違った、独特の雰囲気があったと思います。証券の売買の際、電話で注文を出すのですが、何故か意味もなく緊張したのを覚えています。
その頃に比べれば、証券会社の敷居が随分低くなって、いっそう身近な金融機関となったのかもしれません。
ただ、ちょっと気になることは、インターネットトレードだと、マウスのクリック一つで売買ができてしまうので、あたかもゲームをやっているような感覚になって、株式に投資していることの本質について見失ってしまいがちなのではないかということです。
今日は買った、負けたのバクチの世界になってしまいますし、ゲームはいずれ飽きるもので、継続的に行うことは期待できません。将来の資産を築くための手段としての株式投資の本質をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。
(YASU)
※この記事を読んで参考になった方は=>☆★人気blogランキング ★☆