野村総合研究所 は、国内のマニア消費者層(オタク層)の実態とビジネス価値に関する調査研究を発表しました。この調査は、インターネットによるアンケート調査(10,003サンプル)を下に調査分析したものです。
この調査によると、2004年のオタク市場の推計は、主要12分野で延べ172万人、市場規模4,110億円とのこと。
主要12分野というのは、「コミック」、「アニメーション」、「芸能人」、「ゲーム」、「組立PC」、「AV機器」、「携帯型IT機器」、「自動車」、「旅行」、「ファッション」、「カメラ」、「鉄道」だそうです。
「オタク」のイメージというと、コミックやアニメーションや鉄道などが連想されますが、旅行やファッションというと、「それってオタクなの?」と疑問を感じます。
野村総合研究所の「オタク層」の定義は、「強くこだわりを持っている分野に趣味や余暇として使える金銭または時間のほとんど全てを費やし(消費特性)、かつ、特有の心理特性を有する生活者」だそうです。
ですから、昨今の韓流ブームで、「ヨン様」目当てに朝早くから空港にお迎えに行く、オバ様方も立派な「芸能人オタク」ということになります。
「オタク」というと、とかく暗いイメージがしますが、マーケティング的な視点で見ると、例えばアイドルオタクでいうと、市場の先駆者であり、オタク層で新アイドルが発掘されて、それから、一般大衆化されるわけです。ですから、オタク層の行動を無視する訳にはいかないと言えます。
また、オタク層は、どんなに不況であって自分の収入が減った場合でも、身を削ってでも、自分の対象分野に対する消費を継続することを考えると、オタク市場というのは実は、安定市場ともいえるかもしれません。そんな意味で、「オタク市場」に投資をするファンドができたら面白いかもしれません。
もし、「オタク・ファンド」が登場したら、皆さんは投資しますか?
(YASU)
※データは、㈱野村総合研究所の平成17年10月6日付の「NEWS RELESE 」を参照しました。本文からの抜粋部分の著作権は、㈱野村総合研究所にあります。