最近、どの金融機関に行っても、相談窓口に、ファイナンシャル・プランナー(FP)という肩書きを持った人がいます。
とある雑誌に書かれていた、「優良顧客囲い込みの手段として銀行はファイナンシャル・プランナーの養成を勧めている。銀行員が資産運用に精通するのは結構だが、その知識に惑わされ提案を鵜呑みにするのは危険だ。『豊富な知識は”諸刃の剣”と認識し提案の中にあるリスクを見抜け』」といった記事を目にしました。
そして、さらに詳細な事例を挙げて(ここでは事例は省きますが)、注意を喚起するものでした。
そして、以下のようにまとめています。
1.FPの「効用と限界」を認識すること
○FPには職務上の制限があること
FPは、資格試験などで資産運用に関しての知識を認定されているが、 弁護士法、税理士法、会計士法などによって、相談・提案業務は、一定の制限が設けられている点をまず認識すること
○その真の役割は「銀行収益の確保」であること
最終的な目標は、優良顧客の選別確保であり、また、銀行利益追求の為に各銀行FPもプランニングをしていること。
2.銀行FPの活用は、「補完的」にとどめること
○FPの資質を見極めること
FPと付き合う際には、個々の能力の優劣の判断を行うとともに、FPの提案を鵜呑みにして無条件で受け入れるなどの安易な対応を行うと、意図せぬ結果やトラブルの原因となりかねないこと
○トラブル防止策を講じること
FPの行う提案は将来の推移が不確定なものと厳しく認識すること
・交渉は文書主義に徹する
・将来における問題解決、紛糾防止、訴訟維持の為の対応策を前もって講じておくこと
○そして最後に、自己責任の原則を忘れないこと
これは、ユーザサイドへの銀行系FPを利用する場合のアドバイスではありますが、逆に銀行系FPとしては、これを真摯な態度で受け止め、今後のFP活動に役立てていく必要があるのではないでしょうか。
よく、独立系FPと企業系(銀行系)FPが対比され、「企業系FPは、企業利益優先になり易く、独立系FPは中立的な立場でプランニングが行なえる。」と言われますが、独立系FPにおいても事業として行なう以上、FP本人の利益と顧客との利益の相反という問題が生じます。結局は、FP個人の倫理観の問題であり、この点については、独立系FPも企業系FPも差がないと思います。
私自信、この記事を真摯に受け止め、真にお客さまのためになるプラニングを心がけたいと思います。
(YASU)