「金持ち」と言えばすぐに思い浮かべることもできますが、「時持ち」という言葉は、初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。
「日本21世紀ビジョン
」によると、健康寿命(健康的な生活を送ることができる年齢)は、2002年の75歳から2030年には約80歳まで伸び、それにともない、生涯可処分時間(自由に活動できる時間)も、18万3000時間から20万5400時間に約12%増加すると予想しています。
「時持ち」を定義すると、「健康的な生活ができる時をたくさん持っている人」ということになるのでしょう。
ゆっくりとした時間を持つことが、豊かで充実した人生を送る上で必要不可欠と言えます。
サラリーマンが定年を迎え、仕事中心の生活から解放されたものの、することがなかなか見つからず、時間を無為に過ごしているという話をよく耳にします。
「時持ち」の要素を考えると、言葉通りに自由に使える時間があること、有意義に過ごせる時間・方法を持っていることの二つが考えられます。
第1の自由に使える時間を持つためにには、無駄に使っている時間を減らす、効率的に物事を進めるなど、時間の節約の工夫が必要です。
また、第2の有意義に過ごせる時間・方法を持つためには、趣味を作る、学習する、友人・家族と楽しく過ごすなどの時間の使い方の工夫が必要です。
「どのように時間を短縮し、時間を貯め、何にそれを使うか」ということを考えると、「時間」と「お金」というのは、なんだか似ていると思いませんか?
「お金」も「節約し、貯金をして、それを有効に使う」という点で、「時間」と共通点があります。
「お金」の場合は、運用で「増やす」という方法がありますが、「時間」の場合は、「増やす」ことは難しいかもしれません。あえて挙げるとすると、運動やスポーツ、リラックスした時間を過ごすことにより、「健康寿命」を伸ばすというのが、「お金」でいうところの資産運用にあたるのではないでしょうか。
「お金」に、節約し・貯め・増やし・有効に使うという「財テク」があるように、「時間」にも、節約し・貯め・(増やし)・有効に使うという「時(とき)テク」というのが大切です。
昔から「貧乏、暇なし」という言葉がありますが、豊かな人生というものを考えると、この正反対のお金も時間も余裕がある、「金時(きんとき)持ち」ということになるのではないでしょうか。
そして、「金時持ち」になるためには、「財テク」と「時テク」が不可欠ということになります。
(YASU)