昨日は、ちょっと先行き暗いことばかり書いてしまいましたが、この報告書では、「そのような衰退の道を辿らず、明るい日本の未来を実現するための基本的な考え方(戦略)と手段(具体的な行動)が必要である」と述べています。
そして、この報告書では、その基本的な戦略として、
①開かれた文化創造国家
②「時持ち」が楽しむ「健康寿命80歳」社会
③豊かな公・小さな官
の3つを挙げ、それぞれの基本戦略ごとに採るべき具体的行動を提言しています。
基本戦略による、日本の21世紀のビジョンを展望すると、
①世界の中の日本という視点では、日本の文化というものを世界に発信し、文化という面で世界での存在感をアピールすること、
②高齢社会に向けた日本という視点では、老いても学び・楽しみ・成長するという、「時持ち」(時を楽しむ)という社会を実現すること、
③社会構造という視点では、社会福祉の充実を図ると同時に、国や地方公共団体に頼らない仕組みつくりにより、国民負担の増加を防ぐという方向性を模索する、
ということなのでしょう。
それぞれの基本戦略に対応した具体的に採るべき行動についての内容の詳細については、ここで紹介するのは省略しますが、中には十分実現可能で、明るい未来が期待できる内容のものも盛り込まれています。
ただ、せっかくの「日本21世紀ビジョン」も行動に移さなければ、絵に描いた餅に終わってしまいます。そしてその先に待っているのは、「何も対策を講じなかった場合の日本の姿」という最悪のシナリオです。
最近の国会での郵政民営化や年金改革問題など、目先の議論に終始しているような気がします。絵に描いた餅に終わらないように速やかに行動してもらいたいものです。
(YASU)