最近、首都直下型地震に関するニュースを多く見るようになりました。

去年の中越地震、スマトラ島沖地震の被害だけでも相当な規模だと思うのですが、この度専門の調査会が「首都直下地震が起きた場合の被害想定額を112兆円」と算出したそうです。

災害用リュックなどを用意されている方もいらっしゃると思いますが
ぜひ現金も備えておいてください。

地震直後、仮に非難場所で過ごすとしても、また自宅へ戻れたとしても
やはり何かと物入りです。
そんな時は、やっぱり現金が頼りなんですね。

お財布に入れておくと、ついつい使ってしまいますので
災害用リュックに入れておかれる、などが良いかと思います。

また、10年前の阪神淡路大震災の時に、被災地でボランティア活動をしていたある著名なFPの体験談を聞く機会があったのですが、
「災害時の預貯金の払い戻し」について、このように話していました。

『金融機関も被災していて、ATMが使えないところもかなりありましたが、払い戻しについて弾力的な対応がされました。
払い戻しの手続きがスムーズになるので、
●預貯金の特定が出来るもの:普通預金・定期預金の区分や残高、口座番号のメモ
●本人確認ができるもの:運転免許証、健康保険証など(コピーを災害用リュックに入れておくのもいいですね)
があると便利です』とのことでした。

さて、預貯金のリスク分散というと、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?

平成17年4月から、いよいよペイオフが全面解禁になります。

金融機関が破綻した場合、決済性預金は全額保護されますが
それ以外の預金(普通預金、定期預金など)は、1つの銀行につき1000万円までしか保護されません。


詳しい内容については、今回は割愛させていただきますが、これを発端に、預け入れ金融機関を分散させる方が増えました。

また、インターネット銀行は今までの銀行よりも金利がいい、ということで利用者が増えてきています。

とても便利なので、私も利用させていただいているのですがふと、災害時はどうなるのだろう?と考えてみました。

たとえば大地震が起きてしばらく停電したとします。
ATMが使えませんので、阪神淡路大震災の時のように銀行の窓口での手続きが行われるかもしれません。

仮にインターネット銀行にほとんど預け入れていた場合、どのように引き出しをすればいいのでしょうか。
臨時窓口が置かれるとしたら、その情報はどうやって入手しようかしら?
(いつもなら、インターネットで見られるのですが、停電中だし・・・)

さらに、例えば出張などで出かけている先で被災した場合、
いつも使っている銀行の支店があるとは限りませんね。

そう考えると、郵便局などは全国津々浦々、小さな街にもあるなぁ・・・とか。

普段、「預け入れ先を分散する」というと、金利とかサービスとかを重視してしまいますが災害に遭った場合の引き出しについても、考えてみようかと思います。(NAO)