AERAの最新号(2・28号)で、「サラリーマン お勉強こそリスクヘッジ あせる30代」というタイトルの記事に思わず目が行きました。

記事では、仕事量を減らし年収が半減してまでも大学院に通っている人や、資格取得に日夜励んでいる人を例に、30代のサラリーマンは、日夜勉強に励み、スキルアップすることで安心を得ているのでは・・・と論評しています。

30代という年代を考えると、会社内では、責任ある仕事を任され、第一線で活躍している年代と言えます。一方でバブル崩壊後、数多くの会社倒産やリストラによる人員削減などを見てきて、自分の会社の将来や、自分の身にもいつリストラの波が押し寄せるかといった、漠然とした不安が常に念頭にあるのかもしれません。

そこで、自分をスキルアップさせることで、リストラ回避や転職に有利になる(・・・と、本人は思っている)との理由で、資格取得や大学院への進学が人気を集めているのでしょう。

ちょっと冷静に昨今の資格ブームを見ていると、スキルアップのために勉強に励む人の中には、スキルアップのために勉強することで安心感を得ているような、つまり勉強すること自体が目的になっている人も多いのではないかと考えられます。

投資というと、お金の投資と同じように、自分への投資も重要だと思います。よく、著名なFPの方も「自分への投資も忘れずに」というコメントをされている方もいらっしゃいます。まさにその通りだと思います。

ただ、大切なことは、投資には目的がまず先にあり、投資をすること自体が目的であってはならないと思います。

自分が何のために自己投資をし、スキルアップをする必要があるのかという、明確な目的があって、自己への投資にも意味が出てくるものだと思います。

勉強が自己満足のためでなく、本当に自分に意味のあるものであって欲しい・・・と、30代である自分への戒めを込めて。(YASU)