実は、貴方の知らないところで問題が起こっている事もある。
昨日の続きよ~!
バケーション中に歯が痛くなったこりんごちゃん。
現在、経過観察中ですが、
多分、歯の根っこにヒビが入ったか何かで、噛むと激痛が走ってましたね。
根っこに ヒビが入った歯は、通常、保存不可で、抜歯対象になるのですが、
痛みも、だいぶ引いてきて、いつも通りに噛めるようになったので、ヒビが実際に入ったのか そうでないかはさて置き、
なんとか抜歯を免れたわけです。
では、どうして、そんな激痛が一週間も続いたのか?
実は、思い当たる節はあるんです。
ちょうど2週間前のラスベガス旅行中、
ラスベガスからモニュメントバレーに到着した翌日くらいから、なんとなく歯が痛み出したわけで・・・。
そもそも、どうして歯の根っこに ヒビが入っちゃうの?
簡単に言えば、メチャクチャ硬いものを噛んだりしたら、流石に歯だって壊れるし、ヒビも入る。
お恥ずかしい話だけれど、
我が恥をさらしてまで、みんなにシェアするわ!
こちら、こりんごちゃんのレントゲン!
ギャ~! 超、恥ずかしいっ!
このレントゲンだけで、問題はキリなく挙げられるわ!
*矯正治療をしたために歯根吸収が激しく進んでいる。
*骨吸収も見られる。
*インレーの不適合
*詰め物の下の黒い陰
*不十分な神経治療(30年以上前に日本で処置)
恐ろしいわ!
こりんごちゃんの右下第一大臼歯 (写真の左から2番目の歯)、残念な神経治療されてて、クラウンまで被ってる有様・・・。
日本は、アメリカと違って、一般歯科医が、全ての治療を行うので、神経治療の不十分さが浮き彫りになっていること、アメリカに来て知りましたよ。
そのアメリカは、完全に専門分野に分けて治療を行っています。
一般歯科医は、虫歯治療のみを行い、他の治療は、神経治療専門医、口腔外科や、歯周病専門医、と、各スペシャリストが各治療を専門的に担当します。
特に、神経治療は、繊細な処置を必要とするので、日本で神経治療をするときも、ぜひ、専門医に行くことをお勧めします!(でも、噂によると、保険効かなくなるらしい。)
で、今回、問題なのは、この残念な神経治療されてる歯でね・・・。
詰め物が、根に先まで行き届いていませんね。
ラッキーなことに、再発とかしてないからよかったけど・・・。
今日は、日本の神経治療の愚痴じゃないから、ここまでにしておくけど・・・。
通常、歯は、神経の管を介して、水分や栄養分、血液なんかが行き届き健康に正常に保たれてます。
ですが、神経治療で、神経を抜いた歯は、その循環がなくなって、残っている歯がドライになり、もろくなりやすくなってしまう。
つまり割れたり、壊れたりしやすいわけね。
だから、ヒビが入ったんじゃ・・・?
アメリカでは、神経治療した歯は、保護するためにフルクラウン(冠)を被せるのね。
でも、こりんごちゃんの第一大臼歯だってクラウン被ってるのにぃ~!
余談だけど、
第一大臼歯ってのは、6歳くらいに一番最初に生えてくる永久歯だから、虫歯になりやすいの。
子供なんて、歯ブラシしっかりしない出来ないから、親が管理してあげない限り、虫歯になるのは、目に見えてるわけよ。
大人の人で、第一大臼歯が未治療の人を見ると、その人の親の管理を讃えたくなっちゃう。
あ、だからって、こりんごママが怠け者ってわけじゃないのよ。
本当に、管理が難しいし、どんなに管理してても、歯や唾液の質、遺伝なんかで歯の質が元々弱い人もいるからね。
特にアジア人、日本人は、エナメル質が薄いんで虫歯になりやすいのよ。
ストップ、ストップ、余談が入りすぎ!
じゃあ、神経治療してあった根っこがもろかったので、ヒビが入った可能性ありと言っても、
保護するクラウン被ってるのよ、そんなに硬いものを、ガリっと噛んだり記憶もないし・・・。
でもね、可能性として、
モニュメントバレーのホテルに滞在した翌日くらいから 痛みが出てきたような気がしてて、
その日は、ラスベガスからの長旅で、夜の11時も回らないうちに バタンQで すぐ寝ちゃったんだよね。
しかも、肝心なことをし忘れて・・・。
寝る前に、し忘れたことって?
何?
これっ!
な、何これ?
これよっ!
歯ぎしり予防の ナイトガード (マウスピース)!
詳細は、過去記事のこちらを読んでね。
↓↓↓
日本では、まだ馴染みないかな?
実は、私たちの噛み込み、食いしばりの力って、ものすごいのよ。
舌噛み切って自殺するとか、(縁起が悪いわね。)
破傷風なんかの引きつけ発作なんかも、ものすごい食いしばりよ。
出産やスポーツ選手も、踏ん張るために食いしばってて、下手したら、自分の歯を壊してしまうほどの力で、
スポーツ選手なんかは、マウスピースをプロテクトとして使用してるでしょ。
実は、私たちのも、日常生活で、無意識的に歯を食いしばってる事があるの。
たいてい、寝ている間に、食いしばりや、歯ぎしりをしてたりするから、自覚は無いんだけれど、
一緒に寝ている家族が気付いたり、
私たち専門家が見れば、歯の擦り減りなんかで判断出来る。
日本の歯医者さんは、あまりナイトガードを勧めていなかったと思うけど、
歯ぎしりで、摩耗症や、詰め物が壊れたりするだけじゃなくて、
顎関節症や、ひいては肩凝り頭痛なんかも引き起こしたりするのよ。
カラダって繋がってるから、そういうのも含め、マッサージ(指圧)勉強にも興味持ったんだ。
朝起きて、やたらと顎や顔の筋肉が疲れてたりしてることがあったら、歯ぎしりしてるかもしれないわね。
自分の歯をプロテクトするだけじゃなくて、肩凝り頭痛といった症状を軽減させる為にも、ナイトガードって大事よ。
現在の医学では、歯ぎしりの原因は明確にはなっていないけれど、
ストレス
が、原因と言われている。
だから、ストレスの多い この街ニューヨークじゃ、歯ぎしりしてる人が多くて、
アメリカ人は、結構、当たり前にナイトガードを使用してるよ。
以前、歯の詰め物がよく壊れるという日本人の駐在員の奥様が来院されてて、
磨耗症も見受けられたので、歯ぎしりの疑いを伺ったんだけれど、
本人は、歯ぎしりしているとは思わないと仰られて、
ただ、近頃、よく眠れない、朝は気だるい、常にスッキリしない、顎や目が疲れる、肩凝り、頭痛も伴うと症状があったらしく、
眼科や整体にも通ってはいるが、なかなか解消されないとのことで、
ナイトガードの使用を強く勧めたの。
これ以上、歯の詰め物が壊れたり、自分の歯が欠けるのも困るので、奥様は納得されて、遂にナイトガードを作成されたのね。
ナイトガードを使い始めて、劇的に顎の疲れがなくなり、朝の気だるさから解放されたと感謝のお電話いただきました!
慣れない異国での生活ですから、ご本人が思っている以上にストレスを抱えていらっしゃったと思うんですね。
相方のシュマンシー君も、ものすごい歯ぎしりでして、
ギリギリギリっ!
っとなんでも嚙み砕きそうな ちょっとゾッとするほどのパワフルサウンドでして、
ウチら、2人とも、
そんなナイトガードを、モニュメントバレー宿泊の夜、旅の疲れから、つけ忘れて寝ちゃったのね。
こりんごちゃんは、シュマンシー君みたいに 激しい歯ぎしりはしないんだけど、
寝ている間に、時々、カチカチカチっと歯をカミカミしたり、一時的に食いしばってることがあるらしい。
楽しいバケーションとは言え、長旅の疲れや、初めての土地での個人旅行だったから、知らずにストレス抱えてたのかも、
で、そんな日にナイトガード着用しないで寝ちゃったから・・・。
寝てる間、知らぬうちに、
ガチっ!
っとやっちゃったか?
それ以外は、右で、硬いものを噛んでしまった記憶がないんだよね。
しかも、その日くらいから、痛みが出始めてたし・・・。
そこから一週間目くらいが、ピークに激痛で、
もう、根っこにビヒが入って The End だと思ってたら、
もう一週間 経過観察で様子みたら、痛みが軽減して来ましたよ。
なんとか、持ちこたえてくれそうです。
ですけれど、その日以来、恐ろしくて、ナイトガード手放せませんっ!
と言うことで、放っておけない、なかなか侮れない歯ぎしりでっせ、(体験者は語る!)
貴方も、もしかしたら、歯軋りしてるかもしれないから、要チェックよ!
アナタの歯を守るのは、あなた自身と、ナイトガードと、
このアタシっ なんつって・・・。
ちょっとナイトガードに興味を 持ったあなたに、責任持って、ココまで調べたわ!
気になるお値段!
歯科医院で作るカスタムメイドのナイトガードは、
マンハッタンぼったくりプライス、$470くらいしてました。
シュマンシー君の実家のフロリダでは、$150くらいだったそうです。
(アメリカはドクターの言い値なので、各歯科医院に問い合わせて下さいね。)
アメリカの保険では、プランによっては、保険でカバーされることがあるので、ご自分の保険会社に問い合わせてみて下さいね。
日本でも、ナイトガード、歯軋り防止装置は保険適用しているらしく、3割負担で、5~6千円だそうです。
ただ、歯ぎしり予防のためというと、予防では保険は通らないそうです。
もう、歯軋りしてます、と病名をはっきり付けてもらって下さいね。
ドラックストアなどで、市販されている既成のナイトガードは、30~60ドルくらいです、
ちょっと試したい人は、トライしてもいいかもしれませんが、
しっくり来なくて余慶に顎が痛くなったと言う人もいましたよ。
カスタムメイドでも、市販のものでも、最初は、異物が入った感じでなじめないかもしれません、たいてい、一週間頑張ってつければ、慣れてくるんですけどね。
それに耐えられず、高額なナイトガードを作ったのに使わずじまいの人もいるようです。(勿体ない!)
慣れてしまえば、ナイトガードなしでは不安で寝れなくなるほどですけれどね。
ご自分の予算や、上記の注意点を考慮して、自分に合ったナイトガードをお選びください。
まずは、自分が歯ぎしりしてるかのチェックからですけれど・・・
ストレスを多く抱えてる貴方は、要注意かもしれませんよ!