なぜ労働は8時間を基本とするのだろうか。
働いたことのある人間なら身にしみてわかっている。
8時間以上の労働があると、日常生活は文化的に乏しいものとなる。
料理をする時間はなく、家事もろくにできない。
12時間労働をして通勤をする時間を考えると、13~4時間程度、時間的拘束が生まれる。
生活品の買い物や雑多な仕事をするとあっという間に深夜になる。
最低限の家事をして飯を食べてシャワーを浴びて、5~6時間程度の睡眠しかとることができなくなる。
趣味や勉強、娯楽に興じることはできないし、うとうとして目が覚めたら深夜3時なんてこともある。
8時間以上の労働が必要な場合、衣食住は企業が提供するべきだろう。