「遠距離恋愛 彼女の決断」 ナネット・バーンスタイン

おすすめの映画ということでこれも見ました。
彼と彼女のの設定の二人の雰囲気があわずに、最初からずっと違和感が消えませんでした。
彼、ギャレットは童顔で、彼女、エリンは大人の女性な感じ。 この彼女が、この雰囲気の男性を好きになるかな...って。

でもこの二人の俳優は、実際につきあっていたんですよね...つきあっていると二人の雰囲気は似ると言うけれど、そういう感じはしませんでした。

話の流れのテンポもいいし、時々笑ってしまうような場面もあり、楽しめました。
遠距離恋愛を続けていくうちに気持ちのすれ違いから関係が悪化したりもあったけれど、それでも思いつめたような場面はなく、基本的に明るい雰囲気で、前向きな感じです。

エリンのお姉さん、コリーンは、ちょっと意味ありげな登場人物で、何か大事な役目をするのかなと思ったけれど特になく、最後に旦那さんと台所で一緒の場面のオチがあっただけ。 これはちょっと肩すかし。
どこかで以前に書いたことがあるけれど、世間の大多数がある考えでまとまっているように見えることがあるけれど、細かく追っていけば、みんなどこかに違いがある。

考え、気持ち、あなたがどんなに素敵なものをもっていても、その価値を人に測ってもらっていると翻弄され続けてしまう。
ある人の尺度によってあなたの世の中での価値が決まるわけではないし、あなたの魅力が世の中の人みんなに通用するわけでもないと思う。

見渡してほしい。
あなたを思い、心配する人がいるということを。
あなたをよくは知らなくても、あなたの気持ちに感じる人たちがこれだけいる、これだけの人の気持ちに自分は発することができるものがあるということを。


私自身は、世間から 自分はどう思われるか というようなことをずっと気にしながら過ごしてきた人間。
そしていつも自信がなくて。
でも実は、それは自分が作り上げた、高い自分の高い理想に応えられないからくる自信のなさ らしい。

わかってはいるけれど、なかなかこの気持ちが変われるものではない。




これまでの自分の過ごしてきた時間が素敵だったと思うなら、そしてその時と、自分自身は変わっていないと思えるなら、それは自分のいる場所が変わっただけで、あなた自身は少しも昔の素敵だった姿を失っていない。




「夜霧の恋人達」 フランソワ・トリュフォー


名画だというから借りたのに、よくわからないまま終わってしまったという感じ。

DVDの写真の場面も、たまたまそういう場面があっただけで、この映画の雰囲気を伝えているわけではないし。

アメリという映画も評価が高いらしいけれど、以前に見たことがあって、同じようにようわからないまま終わってしまった映画だった。 

フランスの映画はダメ?

そんなことはなく、「レ・ミゼラブル」他、好きな映画はたくさんある。


映画の邦題がまず変なのでしょう。 英語では「Stolen Kiss」とある。


この時代も男女の関係は十分に軽かったんだなと感じさせる。

好きな人がいながら、娼婦とも過ごすし、誘われればふらっとしてしまう...

彼が、ふわふわとしてるだけか...そんなことが出来るのは、若さの特権だな。


当時の雰囲気は素敵だけど、名画だなんて言ってはいけない映画。








「A2Z」 山田詠美






 






小説の前半9割(前半とは言わないか)を読んでいると、こんな風な関係があったらいいと思わせるような二人。

それは夏美と一浩、成夫の関係

自分が求めるすべてを期待されても応えきれないのだから、割り切って足りない所を他に求めるのもいいでしょう。

お互いにそれを認め合える関係なら。

そして出来れば8割は夫婦の間で満たせ、足りないのが2割くらいが幸せなのかもしれない。

そんな風に思わせる。



ところが...最後になって大逆転。

私は最後に「ズルイじゃん」とつぶやいてしまった。 すべてが台無しだと。



彼女はこれだけの時間を何に使ったかというと、もちろん成夫からはこれまでに得ることができないものを感じることが出来たかもしれないけれど、要は嫉妬の確認だったんじゃないか?

一浩が彼女と別れ、一浩が夏美に手をあげたときに自分の気持ちに気づいてしまう。

そしてあっさりと成夫と別れ、戻る。

それまでの間は、二人して結局、離れられないのだと確かめた時間だ。

わかったのだから幸せと言うのかもしれない。



でも、8割は満足できるけど、残りの2割を、やはり自分は大事にして生きていきたいと、お互い考えが一致し、必要なら外に求めあうという姿勢が、二人を輝かせていたのかもしれないのに、最後は他の夫婦は満足度5割なのに、これではうちは8割と高いから、いいかな、という程度の差でしかない夫婦になってしまった。





以前に読んだ岩井志麻子の「永遠の朝の暗闇」を思い出した。あの小説も最後に誰が大切な人かを再発見するのだけれど、結果が同じとすれば、この小説の話の持っていき方は正反対。高い所から落ちるような印象なので、せっかく 大切な人を再発見する のに、ずいぶんと印象が違うと思う。






今日の朝日新聞で石川セリの曲が紹介されていました。
いわゆるフォーク全盛時代になるのでしょうか? 邦楽はほとんど聞かなかったので、この人の曲も聞いたことがありませんでしたが、記事を読むと興味が湧き、聞いてみました。

残念ながら曲はそれほどよくありませんでしたが、Youtube のサイトの関係する曲の欄に懐かしい、「駅」があったので聞いてしまいました。
とてもいい曲で、自分もカラオケでチャレンジしたことがありますが、頭のなかの自分が歌うイメージと、実際に出る声が違って、愕然する曲です。

そして本題ですが
中森明菜も「駅」を歌っているのですね。
その中森明菜の、切々と歌い上げる「駅」がすばらしかったです。 歌詞を知ってるわけではなく、その歌う彼女の姿を見ているだけでちょっと涙ぐんでしまったほどです。