以前から、うちでメンテしていた方のシルバーの360がオイル漏れの修理で
入庫してきた。
黄色の360はエンジンを降ろした勢いで各ハウジングの合わせ目
まで、とことん漏れ修理したのですが、こちらはデフサイドシールとシフトセレクター
シャフトオイルシールのみの交換まででした。
アンダーカバーを外し、下廻りを確認してみると、ドライブシャフトブーツの
小胆部の切れ目からギヤオイルが漏れ、飛び散っていました
この車はギヤオイルがドラシャブーツ内部まで満たされている為、ブーツ自体
が機密を保てないとこうなってしまします。
それとオイルポンプ本体から2サイクルオイルも漏れており
今回は、この二か所を修理する流れになりました。
オイルポンプの方は、専門店のD-splsよりオーバーホールガスケットkitを
購入して対応しましたが、こちらの360もやはりプランジャーと本体との
クリアランスが狭く、1200~800番のペーパーにて、軽く叩いて入る程度まで研磨
しました。ポンプの分解組み付け手順については、画像付きで詳しく説明されて
いる方がいらっしゃるので割愛します。
ポンプ組み付け後、新しくした耐油ホース(タンク~ポンプ間)と接続し
エア抜き作業を実施 エアラチェで駆動すること約8分、2サイクルオイルが
ポンプ~シリンダー間のホースを上がって行くのを確認してから、
クラッチハウジングにポンプ本体を取り付けして完成
アイドリングでシリンダーに届くまで放置プレイしといて、
問題はドラシャです こちらもD-splsのほうで多車種流用で販売されているの
ですが・・・ここは流用なのであれば探す事にしました。
ネット検索にてあがった候補は、大野ゴムのドラシャブーツが3種類
その中で一番サイズが近い物を注文したところ、生産終了となっており
第二候補のこちらを手配
ミッション側で縁切りして、Tの字になったドラシャの先端に小胆部から
強引に挿入 意外と弾力があり、伸びるので簡単に入りました。
後はブーツバンドでしっかりと固定して完成
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なのですが
接地させた状態で下から確認してみると ブーツの一番小さな小山が
ハウジングの一部突起に微妙なクリアランスで干渉しているか?いないか?
って感じ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ま~ 新品のブーツの厚みもかなりある訳だし擦れてたとしても、ほんの
僅かなので、今回はこれで良しとしました。
後日、遊びに来られた機会に経過を確認したいと思います。