マサル(記)です。
先日、天龍源一郎が引退しました。
引退の場は自らの引退興行、しかも自身の格闘技人生の始まりでもある両国国技館。[1]
対戦相手は現役バリバリのチャンピオン、オカダ・カズチカ。
「今」との戦いで終わりたい、という理由から天龍自ら指名した対戦相手。
興行は観れなかったけど、深夜にCATVで放送されていたのに気づいて急いで録画。
帰宅後、それを観ておりました。
で、試合はレジェンドとはいえやっぱり引退間際のベテランと若さ溢れるチャンピオン(まだ28歳)、力の差は大きかったといったところ。
久々に天龍の試合を見たけど、動けてない。
得意のチョップだって腕だけでしか触れてないし、足元も膝も曲がらず不安定、延髄切りもジャンプできない。
体が重いのがよく分かる。[2]
それでも最後の試合、動かない体で必死に戦う天龍。
その天龍に容赦なく襲い掛かる若いチャンピオン、オカダ。[3]
一矢報いようと天龍もコーナーに寄りかかりながら、得意技だったパワーボムを放つがすっぽ抜けてしまう。
立ってるのもやっとという状況で、突き刺すようなオカダのドロップキック。
もういい、はやくレインメーカーで天龍に引導を渡してくれ。
そして最後の時間。
レインメーカーで叩きつけられた天龍、1、2、3カウント。
満身創痍の状態で、ハンセンやテリーがリングに現れ、そのまま引退セレモニーに。
そしてリング中央で10カウント。
多くのファン、慕ってくれた後輩・選手達に囲まれて引退。
天龍、お疲れ様。
と、
そんな天龍の引退興行、天龍の引退だけじゃなくて他にもプロレス業界ではちょっとした事件が物議をかもした。
セミファイナル、つまりメインの一つ前の試合。
ざっくりいうと、評価がよくない試合になってしまった。
猪木率いるIGFを主戦場としている藤田と全日本の諏訪魔。
どちらもビックネームの選手。
それぞれに大日本の関本・岡林をパートナーにしたタッグマッチではあったものの、業界注目のカードだったんだけどね。
なんつーか、シュートぽい雰囲気でギラギラくる藤田に対して困惑気味の諏訪魔。
の割には、試合について来れてなくグダグダ気味になる藤田。
諏訪魔との絡みも場外乱闘だけで全くスイングできない。
結局、パートナーに抜擢された大日本の選手同士の重厚な戦いで終了。
試合後、マイクを持った藤田にかまわず観客からは大日本コール。
これには藤田も諏訪魔も苦笑い。
で、
正直、観てて思ったのは、藤田は普通のプロレスはできなくなってるのかもしれないっていうこと。
昔から攻撃するにしても、相手の技を受けるにしてもプロレスについてはイマイチだったけど、それにしてもイマイチだった。
なんというか試合の空気に乗れてないし、途中で指から出血して余計に精細を欠くカンジだった。
もっとざっくり言えば、藤田がしょっぱかった。
それに諏訪魔も巻き込まれてしまった。
試合後に諏訪魔への文句をまくし立てる藤田が言い訳がましく見えて余計に悲しかった。
諏訪魔も精彩を欠いた相手に期待が外れたせいか、こちらも悔しそうだった。
大日本の2人が光るだけの試合になってしまったわけだ。
プロレスは、こーいうところが難しいんですよ。
[1] 天龍は元力士。
[2] 馬場さんのようになっていて悲しくなった。
[3] 「オカダさん」な。