マサル(記)です。
現在、将棋でプロ棋士対ソフトウェアが行われている。
第2回 電王戦(http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/ )だ。
ソフトウェアっていうのは、コンピュータ将棋ソフトのこと。
世界コンピュータ選手権で勝ち抜いたトップ5とプロの棋士5人で(点取り式)の団体戦を行っている。
今んところ、1-1のイーブン。
そう、棋士が負けてる。
いや、これはそれほどびっくりすることじゃない。
というか、既に第1回の電王戦で故・米長邦雄永世棋聖が負けてる。
永世棋聖ってくらいですから、人間としては最強クラスの棋士が負けてるわけだ。
以前から、ソフトウェアvs人間っていうゲーム対決はちょっとした事件だった。
有名なものとしては、チェスのチャンピオンだったガルリ・カスパロフをIBMのディープブルーが6戦中
2勝1敗3引き分けで買ったという話。
で、このときに将棋だったらどうだろう?っていう話があって、チェスよりも複雑な(駒の種類と、とった
駒を使用できるため)ルールな将棋はまだまだ負けないだろうって言われてたんだけど。
それから10年経たないうちに、対人間で十分太刀打ちできるソフトができてるわけだ。
強くなった理由は、ソフトウェアの進化(アルゴリズムね)しかり、ハードウェアの進化(大体がスパコン
だけど)とかあるんだろうけど。
ちなみに、昨年末の時点では囲碁はまだ勝ててるみたい。
まぁ、時間の問題なんだろうけど。
しかし、人間にだってまだ勝てる手はある。
チェスや将棋のソフトは、たくさんの手をシミュレートしてる。
人間よりもデータ量にしろ、計算速度にしろ、たくさん有利な点があるから、このアドバンテージは
かなり大きい。
で、シミュレーションの結果から最善の手をどうやって決めてるかというと、一手一手について
過去のデータ(つまり棋譜ね)から求められてた評価関数にくわせてみて、たたき出された評価値から
どの手がよいかって決めてるわけ、ね。
あっちの手よりもこっちの手のほうが後々勝てる、みたいな。
やっぱりそこはプログラム。
物事を数値に変換して、その大小で物事の優劣=評価を決めていく。
それは、人間のように今までにない展開をクリエイトしたり、心理的な圧力かけたり、神がかった直感
っていうものがないからね。
この「評価」っていうのが、最大の武器であり、逆に最大の弱点でもある、らしい。
つまり、評価が高い戦法や定石(最善とされる手法、戦法、手段などのこと。チェスではセオリーって
いう)に引きずられやすい。
なので、普段の対人間同士では絶対に打たないであろう手を対コンピュータで打つことで、ソフト側が
混乱するわけだ。
実際に、第1回では故・米長永世棋聖が2手目 6二玉(いい手でない、というか一手損になるので
やらない)とすることで序盤有利に進めてたらしい。
こーいう部分については、やっぱり人間的な創造性の力というか、プログラミングっていう概念自体の
弱点っていうカンジ。
とはいえ、そのあとに巻き返しを食ってしまって故・米長永世棋聖は負けちゃったんだけども。
まぁ、奇策っていうのもコンピュータにはある程度効果的ってことですね。
で、ここまで書いて何がいいたいかというと、
「電王戦」って名前がかっこええわ
って話。
勝ったら「電王」って名乗るのかしら。
かっこええ。