マサル(記)です。
いやー、すごかった芸能界ビンカン選手権。
くりぃむナントカの名物企画のアレが久々にやってたんだよ。
ざっくりいうと、ロケ先での間違い探し。
MCの有田がとあるところ(商店街とか)に上田・ツッチー等の解答者を連れて行って
・間違えているもの(だじゃれとか)
・おかしいもの(でかいとか)
・場違いなもの(変なものが混じってるとか)
・あからさまなもの(岡本夏生とか)
などが仕掛けてある。
それぞれに難易度が設定されていて、当てると簡単なものとかは低い点数を、そこそこ難しいものには
それなりに高い数十点を、どう考えても当たらないようなものには、数百点を加算。
解答回数はステージごとに一人一回。
ある程度の時間が決まってて、有田が時間切れを宣言するまでに高得点のビンカンを当てる、
というもの。
当然のことながら、ものすっごく簡単なビンカンがそこかしこに仕掛けてあって、解答者は敢えて
それに気づかないフリをしながら難易度の高いビンカンを探すこととになる。
ただ、制限時間内に答えられないといけないので、時間切れぎりぎりまで粘って、仕方なく簡単な
ビンカンを屈辱的に答えないといけなくなるシチュエーションに陥る、というのが見もの。
典型は仕掛け側でほぼレギュラーとなってる
・ゆうたろう
・岡本夏生
・安田大サーカスHIRO・クロちゃん
・大久保さん
がどっかにいるってパターン。
大体があからさまなんだけど、たまに難易度高めなビンカンになってるときがある。
あと、予想外のタレントさんを仕掛け側に使ってる場合がある。
これはこれで解答者がびっくりするけど、そこまでは点数は高くない。
ただ、当然というか上田が必ず仕事を選んでくれというのはお約束。
まぁ、ここまではどっちかというと分かりやすい話で。
というか、高難易度がすごい。
まず、当てれない。
というか、そもそも間違いと認識できない。
以前は、高難易度の場合はものすごく細かいところの間違いとか、すごく遠く(向かいのビルだった
かな?)にゆうたろうがいる、とかが高得点だったのだけど、そのうちに
・ロケ地自体(そもそもカラオケ店じゃないとか)がニセモノ
・見えている観光地がニセモノ
・撮影スタッフ自体がニセモノ
・そもそも解答者じゃないタレントが混じっている
など、
こ れ は も う 間 違 い 探 し じ ゃ な い よ!
でも、それが、ホントに仕掛けてあるんだから、ホントにぞっとする。
そもそも、ロケ自体を疑うってなんだ!
実際、今回のビンカンも
・屋形船の障子紙がせんべいだ
・商店街に、どこにも間違いがない
・ジムのマシンルームにいる全員が元オリンピック選手。
・水族館が氷族館になってる(300箇所以上ある館内の「水族館」の水を氷に替えていた)
・1台のカメラマンが、実はロケ中にずっと撮っていない(テープに撮ってないで撮ってるフリ)
という、すでに間違い探しの領域から逸脱してるのがあったんだけど、それ以上に最後の問題で
最高点500に設定されてたのが
・解答者である大家志津香は、実は事前に全てのビンカンを知っていた
なんだそりゃああああああ。
そう、ゲストで解答者であるはずの大家がところどころで、
・すっごい惜しい回答をしたり、
・はじめのビンカンロケで戸惑ったり、
・カメラが回っていないところでもあわてたり、
・他の出演者に毒されて撮影自体が嘘と疑ったり
してたらしいんだけど、
全部、演技。
全部、台本どおり。
なんだそりゃああああああ。
残り1分と有田がいったところで、台本どおりにビンカンを答えたり、無茶ぶりされて戸惑ったり、
ジムにいる人をシンクロの選手とかすごく惜しい解答をしたりも、全部、
全部演技。
いやもう、すごい。
すごいよ、くりぃむナントカの演出とか放送作家。
それにそれを実現させるスタッフの連中。
すごいとしかいえない。
こーいう仕掛け、というかトリックは通常の番組じゃ考えられない。
まさに、叙述トリック。
つまり物語の構成自体がトリックだった、というミステリでの手法だ。
こんなんを実行するのは、多分この番組が、そもそもニセ番組であるドッキリくらいしかない。
それに、当てるほうもメタだ。
メタ推理だ。
解答者が導き出した答え自体が、テレビ撮影という概念を真っ向から否定し、「間違い探し」という課題で
思考されるはずのない論理によって導き出されている。
ロケ地、ではない。
そんなものは、ない。
出演者、ではない。
撮影、してない。
ロケ撮影、ということ自体の否定。
撮影自体を、撮影手法を、存在意義を、出演者を、疑う。
行為に疑問を持ち、その存在を否定し、業界=世界を否定する。
通常の番組なら考えられないことを、根本的なところから疑う必要があるってカンジ。
もう、この企画はホントにすごい。
季節に1度くらいのスペシャルとかでいいから、また見たいです。