本日の内容は概ね昨年と同じです。

稲田前防衛大臣をはじめとした、よく分らない勢力から出ている、
「日本も核兵器を保有するべきだ」という意見に対し、
今の思いを記録しておきたいと考えました。よ

●稲田氏は核を使用した相手国に対して、天皇陛下に頭を下げていただく覚悟はあるのか
 核を使用した場合、勝敗とは無関係に被曝国と使用した国の関係になります。
 被曝国日本の場合、米国大統領が被曝地を訪問するまでに71年かかりました。

 日本が核を使用した場合、
 たとえば71年後に被曝地を天皇陛下がご訪問された際のことは考えていないでしょう。
 核兵器はそれほどまでに使用者の倫理的負担が大きい兵器であることを認識するべきです。
 戦後71年。米国は当時の核兵器使用正当性について国内外に強弁しつつ、
 しかし、特に為政者は
 ヒロシマナガサキを直視できない程度の良心の呵責にさいなまれる呪いを受けているように見えます。

 日本人の良心を信じる私は、
 核を使用した結果、日本人が歴史に対して背負う良心の呵責は米国の比ではないと考えます。
 

●核兵器はコストパフォーマンスが悪い
 前述の通り、使えない兵器は非常にコストパフォーマンスが悪い。です。
 本来防衛の為に使うべき研究・開発・配備・改良の予算を削って、
 使えない兵器の維持管理に予算を使う。合理的ではありません。

●解決策 出口
 以前にも書きましたが、
 日本の対核兵器戦略として、
 核兵器廃絶への一案として、
 核兵器を保有していない国への核攻撃禁止条約です。よ
  http://blogs.yahoo.co.jp/level4level4/archive/2015/08/06

 核攻撃を核保有国同士に限定することで、日本を核攻撃目標から遠ざけるという戦略。です。
 核保有国の行動に枷をはめてしまえば、
 自律兵器(無人/ドローン)開発/電子的攻撃手段の開発/対中国包囲網への防衛システム輸出と量産効果
 どれも日本が本来得意としていた土俵にのせる事ができます。よ
 日本の防衛を強化しつつ、対中国でイニシアチブを執る戦略。です。
 


毎年同じですが終戦記念日のコピペを


日本を廃墟にしたのはアメリカではなくて、
無能・無策・無責任で愚鈍な組織(軍と官僚)と、
能力不足な責任者(軍と政治)です。よ
『使える』人間が出世できる仕組みなら違ったと思いますが、
組織も責任者もそうではありませんでした。

 ・出口戦略の重要性、
 ・当初の遂行目的の確認、
 ・客観的かつ定量的に確認し最適な修正を行う判断力と柔軟性、
 ・中止を含む重要な決定を迅速に行う決断力、
=プロジェクト管理

そんな視点で見てみると、どうみても炎上プロジェクト。
個々の戦場の勝敗とは全く別なところで、
いずれ終わっていたのではないのかな。と。
終戦記念日という表現が敗戦記念日よりもしっくりくるな。と感じます。

結論としましては、数回書いていることではありますが、
 無能な上司ほど恐ろしい敵はいない
 無能な指揮官が最も恐ろしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/level4level4/29081488.html

ただ、
当初の遂行目的と終戦の詔勅(いわゆる玉音放送)を念頭に置いて、
平成29年8月15日を見渡した時に、
ある程度目標を達成しているのではないか。とも思えるわけです。
達成したのは
栄誉も賞賛もなく満員電車に詰め込まれた背広を着た兵隊さんと、
家庭を守ったお母さんなのではないか。とも思えるわけです。
目的達成に至る工程、リソース、献身。戦争と比較してどうなのかな。と

私は、栄誉も賞賛もなく満員電車に詰め込まれた背広を着た兵隊さんと、
家庭を守ったお母さんの、不断の努力と献身にこそ深く感謝をしたいと、
それが、国難に遭われた方々の望まれたことなのではないかと、
終戦記念日に考えました。よ