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北朝鮮のSLBM発射成功のニュース。その飛距離に関する報道が多いです。が、
報道側の視点がイマイチなのか知りたい情報は聞こえてきません。ね

SLBM等、運搬手段にかかわらず
北朝鮮の少ない核弾頭を有効に活用する戦術をどう考えているか。です。

たとえば
アメリカをターゲットにするのであれば直接破壊目的の核兵器よりも
非殺傷兵器の高高度核爆発によるEMP攻撃を選択する可能性があります。
南侵の際も同じです。ね

EMP攻撃に関しては高度に電子化された地域への絶大な効果が見込まれます。
が、
期待するほど電磁パルスは地上に到達しないという情報もあります。
高高度核爆発による地上での電磁パルス観測実験データがあまり無い為、
北が現状で選択するのは難しいと思われます。

北朝鮮が高高度核爆発実験を事前予告して実施するようなことがあれば、
いや、さすがにその前に中国が阻止すると思われます。が、
一発目の発射阻止が難しいSLBMとEMP攻撃の組み合わせは、
南侵する場合、時間が欲しい北朝鮮にとって米国を足止めするには有効かもしれません。

その場合、
入港状態によりますが 佐世保、横須賀(遠ざけるという意味では入港の有無にかかわらず有効)
やっかいな航空機への対策として 嘉手納、グアム
あたりを無力化したいところです。

ミサイルが迎撃される可能性を減らし、
精密な誘導が不要な高高度核爆発は電磁パルスが充分であれば有効な攻撃手段と考えます。

8~20発程度とはっきりしない北の核弾頭数ですが、
初手4/8発は使いすぎですね。
2回目のEMP攻撃機会が無いと判断した場合は、初手に戦力を集中するのはありかもしれません。