


福島第一原発で15条事態
@NHK
福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所の1号機と2号機で、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用の発電機」すべてが使えなくなり、東京電力は冷却を継続して行う能力が十分にないと判断したということです。このため東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、午後5時に「緊急事態」を知らせる「15条通報」を国に行いました。このあと、午後6時半から総理大臣が法律に基づいて「原子力緊急事態」を宣言し、「原子力災害対策本部」を設置して、住民の安全に必要な防護対策を取ることにしています。
福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所の1号機と2号機で、原子炉を安全に冷やすために必要な「非常用の発電機」すべてが使えなくなり、東京電力は冷却を継続して行う能力が十分にないと判断したということです。このため東京電力は、原子力災害対策特別措置法に基づいて、午後5時に「緊急事態」を知らせる「15条通報」を国に行いました。このあと、午後6時半から総理大臣が法律に基づいて「原子力緊急事態」を宣言し、「原子力災害対策本部」を設置して、住民の安全に必要な防護対策を取ることにしています。
@朝日
経済産業省の原子力安全・保安院によると、11日午後4時すぎ、東京電力から福島第一原子力発電所の1、2号機で、炉心を冷やす緊急炉心冷却システム(ECCS)が動かなくなった可能性があるという連絡が入った。炉心が十分に冷却できない状態が続くと、炉心溶融など極めて危険な状態になる恐れがある。
経済産業省の原子力安全・保安院によると、11日午後4時すぎ、東京電力から福島第一原子力発電所の1、2号機で、炉心を冷やす緊急炉心冷却システム(ECCS)が動かなくなった可能性があるという連絡が入った。炉心が十分に冷却できない状態が続くと、炉心溶融など極めて危険な状態になる恐れがある。
保安院によると、地震で原子炉は停止し、核反応は停止した。だが、核燃料の熱が出続けているため、炉心に水を入れて冷やす必要がある。炉心に残る蒸気で注水する隔離時冷却装置は動いているが、本来なら、炉心を冷やす最後の手段であるECCSも作動するはずだった。
だが、停電に加え、非常用発電機の停止も重なり、ECCSが作動しない状態が続いている。隔離時冷却装置が確実に働けば炉心は冷却されるはずだが、東電は緊急事態に備え、電源車による電源復活を急いでいる。
東電は原子力災害対策特措法に基づく「特定事象」を適用、経産省と福島県、地元自治体に通報した。
国は、原子力災害対策特別措置法第10条にもとづく原子力事業所からの通報後、引続き原子力事業所の状況、放射線量などに関する情報を入手し、原子力災害対策特別措置法第15条に該当するかどうかの判断を行う。また、該当すると判断した場合には、緊急事態宣言を発出し原子力災害対策本部を立ち上げる。
緊急事態判断基準(15条事態)は以下に示すとおりである。
原子力事業所または関係都道府県の放射線測定設備により、事業所境界付近で500μSv/hを検出した場合
排気筒など通常放出場所、管理区域以外の場所、輸送容器から1m離れた地点で、それぞれ通報事象の100倍の数値を検出した場合
臨界事故の発生
原子炉の運転中に非常用炉心冷却装置の作動を必要とする原子炉冷却材の喪失が発生した場合において、すべての非常用炉心冷却装置の作動に失敗すること、等