初勝利まで3戦を要したが、その初勝利の5走前から見ていく。未勝利の中距離戦にしてはまずまず流れたかなと思うが、平均よりやや遅いくらいで逃げ馬のペース配分。4角前に一旦緩んで、コーナーから徐々に加速する先行馬有利の流れだった。それを後方から豪快に差し切ったわけだが、終い落ち込むラップではなかったので、長く脚を使えて、スタミナ面でもそれなりのものはあるなという印象。直線向いてからややモタついた場面もあったので、反応面に関しては休み明けとプラス体重の影響もあったのかもしれない。
4走前のホープフルSは、ポジション取れて、器用さを求められたレースで後方から進めた組には厳しかった。外回してもダメだし、内は大渋滞でそんなレースで0.5差なら度外視してよいレベル。
3走前のゆりかもめ賞は、明け3歳の時期には厳しい条件だし、S寄りの流れからほぼラスト3Fの勝負で、12.4-11.5-11.0-11.5とコーナーが速かったので外を回しながら押し上げつつラスト2F目の最速部分で伸びきるにはきつかったかなと。それでもラスト1Fで少し落ち込んだところでまた伸びていたので、脚の持続性に関しての良さは窺えた。勝ち馬は内々をロスなく回って抜けてきたので、こちらの方が2枚くらい上の競馬はしたと思える。
前々走の大寒桜賞もSペースからの後半の脚比べだったが、11.8-11.4-12.3の12.3と落ち込んだラストで差しきれたのだけど、11.4の地点では優位性を確保できていないので、スピード面では抜けてはいないと見ている。急加速するようなラップでもたついたりスピード勝負で出し抜けができていないが、使える脚が短いわけでもないし、終い落とすラップでも伸びきれるスタミナはあるが、このレースは、メンツ的にも何枚か落ちるでも現状では一線級とは差があるのかなという印象。
前走の青葉賞は、2着までの権利を意識した乗り方での2着だった。このレースもSペースで流れたのだけど、残5Fからは徐々に加速して直線向いたところで最速ラップを刻んでいるので、各馬スムーズに脚を出し切れた一戦だったかなと。中団で折り合って、少しずつポジションを押し上げて直線でも脚を出し切った形での2着。スムーズに加速できたことでトップスピードに入れることはできたが最後に勝ち馬の切れ味に屈したわけだけど、安定感で見ればレーヴよりはこちらだと思う。ほぼSペースしか経験していないので、もう少し流れたときにパフォーマンスを落とさないかという問題はあるが、持久力面で全く未知数というわけではないので、極端な流れにならなければ不安は小さいのかなと思う。
今年の青葉賞組のレベルが少々疑問だし、この馬自身、ここまでのレースが皐月賞組と比較しても何枚も落ちているので、善戦するにはプラス要素が欲しい。
条件面では2度経験している強みがあるので、コース、距離に不安がない。レース振りも安定しているので、自身の力は出せるだろうし、2番枠を引いたことで立ち回り次第ではもう少し高いレベルの走りを見せることも可能だと思う。それに加えて、ドゥラメンテやリアル、サトノが折り合いを欠いて後半落とすような展開だったり後ろから行く馬だから進路確保に手間取ったなどの運もないと勝ち負けまでは厳しいかなという評価。枠はいいので、有力馬よりも一歩前で先手先手の立ち回りができれば馬券圏内も期待はできると思う。