フェブラリーS回顧 | グランツの馬券ミステリーの旅

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今年のフェブラリーSも特殊な流れとなりコパノリッキーに向いた展開となった。流れを作れる騎手、先が読めて操れる騎手の手腕も相まって最近ありがちなドスローな流れではない面白いレースと感じたので、回顧をしてみたいと思う。ハロン毎のラップ推移は、12.3-10.6-11.4-12.6-13.1-12.3-11.5-12.5で、前半3F 34.3、4F 46.9という速いペースで進み、その後GⅠではなかなかないような13.1という地点を挟んでからラスト3~2F12.3-11.5とペースを上げたレースで急緩急という割とタフな流れだった。逃げたアドマイヤの横山典の勝つためのペース配分だったとは思うが、この辺りがレースを作れる騎手とそうではない騎手の差なんだと思える。自分でレースを作り、操り負けたのであれば、アドマイヤの力がなかったからということで関係者も納得できる1戦だったのではないかなと感じるし、馬券を買った側も納得できる負けだったと思う。


1着コパノリッキー
スタートは今ひとつだったが、すぐに押し上げてダートに入る所では前の集団に取り付けてハナに立とうかいう勢いのところに外からアドマイヤが来たので、外に切り返して2番手の好ポジションを確保。マイルであれば、多少速くても我慢が効くし、何より好位のインを確保できたのが大きかったはず。そして、ペースが落ちて4角で集団が固まりラスト2F目に加速するという絶好の展開だった。結果的に前半は速かったが、その後緩んで一団となって直線向き切ってからの瞬発力勝負となったので、コパノはすぐにギアを上げてスムーズに加速して抜け切ったわけで、ポジションと瞬発力を求めらるレースなら勝てるよねという展開だったと思う。ペースが緩まず流れたり、加速地点がもう1F前だったらもっと少し厳しいレースになったと思うが、S~Mペースまでの動き出し、瞬発力を求められる展開ならまず崩れることはないと思えるくらいの強さは持っているし、ポジションを取れて操縦性も良い馬なので好走の幅が広いのも確か。今後も現在のダート重賞の条件であれば常に上位の存在だと思う。


2着インカンテーション
好発から先行集団に取り付いて、そのまま控えずポジションを取り切れたのが大きかった。緩急のついた4角~直線の部分でも遅れを取らず位置を維持して、コパノと同時か少し早めに動いたが、瞬発力の差で離されたわけだけど、この馬自身キレはそれほどでもなく持久力で勝負するタイプの馬だし、ポジションと仕掛けのタイミングが噛み合った内田の騎乗が嵌まった感はあるが、力は出し切れた2着だったと思える。長く脚を使えるので、距離ももう少し欲しいし、持久力を問われる展開の方が向くのではないか。


3着ベストウォーリア
平均的に良い馬なので、どんな条件でもそこそこやれるタイプで、今回もこの馬なりの力は出し切れた結果だと思う。ポジションについては、序盤の流れから適当なところだったし、勝負所でモタついたのは、この馬自身の反応がそれほど良いわけではないので、大きいレースだとその辺りのちょっとした事が結果に響いてしまうのも仕方ないところなのかもしれない。ただ、戸崎も何度も乗ってる馬なので馬の特徴を理解してもう少し戦略的に仕掛けても良かったのかなと感じなくもないが。欠点の少ない馬だしマイル付近の時計の出る条件であれば、大きく崩れないけど、スケールという点で怖さはあまりないのかもしれない。


4着グレープブランデー
元々持久力タイプだけに今回のような流れでもポジション取れたことによって善戦できた。さすがに加速地点で置かれ気味にはなったわけだけど、速い流れを好位で追走してのものだし、この馬も力は出し切れたと思うので、往年の力は望めない今後も持久力勝負であればまだまだやれると思う。瞬発力勝負では分が悪いのが完全にバレてしまってるので、展開読みで消せるかどうかわかりやすいかも。


5着ローマンレジェンド
スタートは決まったが、序盤の速いペースについて行けず後方の追走。中盤緩んだ地点がありこの馬はその前から押っつけて勢いがついていて更にインの経済コースを通って上手く脚を伸ばせての5着なのでそれほど評価はできないかも。急加速する地点ではやはり置かれるし、基本スピードが足りないので、今後も狙うなら瞬発力を必要としない展開が予想できるときと限定してもよいくらいだと思う。


6着ワイドバッハ
追い込み馬の宿命と言えるかもしれないけど、こういう脚質で2人気は怖い。展開予想でそれほど速くならないし、馬場も雨で脚抜き良くなれば危険だと思い消したわけだけど、結果的には予想通りとなった。勝負所で不利があったわけだけどそれがなくてもこのラップ推移であのポジションではにどうにもならなかったかもしれない。緩んだ地点でも動こうにも動けなかったし、この点はもう改善できないだろう。長く脚を使って終いは詰めてるので強いことは強いので常に警戒は必要なんだけどもあまりに人気になると信頼という点で買いづらいタイプ。


7着サンビスタ
本命にしてたので、好発決めてすぐに先団に取り付いたときはやったかと思ったけど、ペースが速いと感じたのかすぐに下げて位置取りを悪くしたことが敗因かな。確かに前半は速かったし、あそこで下げた騎手の判断は責められないので仕方ないところはある。逃げたのが横山典、2番手が武豊ということを加味すれば、そのペースでラストまで行かないとも思えなくもないが結果論だし。。結果的に位置取り悪くした上に中盤が緩んだことで4角で馬群が密集して動きたいときに動けなくなり追い出しも遅れた感は拒めない。今回はこの馬の良さを生かした乗り方ができなかったが、牡馬相手でも十分やれるので今後も注意は必要になるだろうし、牝馬限定の交流戦ならまず負けないと思うくらい牝馬のダート路線では最強ではないか。


10着コーリンベリー
スタートで終わってしまったわけだけど、その後もなんだかチグハグなエスコートで直線も詰まって詰まってでも0.5秒差なら弱くない。逃げ一手でなくてもやれそうだし、今後も人気がないなら引き続き注意したい1頭。