大晦日にくるみを観た話 | Fのバレエ日記

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こんばんは、Fです。

 

明けましておめでとうございます。

みなさまは、年末、どちらのくるみを観劇されましたか?

 

私は昨年末の11月、12月は全ての土日に予定が入っており、今年のくるみは無理…と思っていたところ、なんと、新国立劇場バレエ団が年末年始もくるみを上演するということで、大晦日の12月31日に観に行きました!

 

さすが、吉田都芸術監督。日本のバレエ界に革命起こしていますね。

 

31日のキャストは、ゴールデンコンビでした。

クララ:小野絢子さん

くるみ割り人形:福岡雄大さん

 

イーグリング版のくるみは、やはり何度見ても納得いかないというか?私の修行が足りない?

ネズミ倒してないのに、クララと王子が踊り始めるとか、ネズミの王様が夢の国までついて来ちゃうとか、うーん…。

 

1幕の客間の場面で、クララのお姉さん?がピアノを弾いている横で激しく踊っているドロッセルマイヤー…あれは、あれで良かったのだろうか?ドロッセルマイヤーのキャラクターとしてOKなの?とちょっと疑問には思ったけど、面白かったです。

 

戦いの場面のネズミと兵隊の子役かわいかった。でも、みんな踊り上手ですよねー。

そして、戦いの場面、身内の兵隊に銃口向ける兵隊たち…この辺も謎なのですが。

 

まあ、それはそれで、踊りは素晴らしかったです。

 

雪のコールドで、アラベスクでホップしながらプロムナードする場面で自然と拍手が起こって、ジゼル以外の作品でコールドで拍手が出ることってあまりないけど、確かに、この新国のイーグリング版の雪の場面は拍手したくなるような難しい振り付けがたくさん何度もありました。

新国だからこそ踊りこなしているというか…。

いつだって、客席にいても手に汗握るくるみの雪の場面ですが、一段と疲れた。観ているだけで。

 

2幕は本当に全ての踊りがレベル高く。振り付けの難易度も高く。さすがです。さすが新国です。

葦笛の蝶々とかは、結構長い曲で、葦笛であれば多くの振り付けの場合、数人で所々交代して踊ると思うのだけど、ずっと1人で踊っていて、しかも回転多くて曲も速くて、よく踊ってますよね。

 

クララ絢子さんは、1幕の登場のあたり、ちょっとぎこちない?という感じがしたけれど、

最後のグランパドドゥは、さすがのベテランの貫禄で難しい踊りを軽々(ではないと思うけど…)こなしていらっしゃいました。

いやあ、美しかった。

 

コロナ禍になって以降、ロビーの飲食物の販売も中止されていましたが、くるみ公演の間はブリッジカフェやテラスで販売があり、開演前に楽しむことができました。サンドイッチがとても美味しかったです…。

 

では。