いま、フランスにおける日本の評価に危機が! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

「パリで日本食が大人気」
と言うことは、
パリに関心がある方であれば
ご存知の方も多いと思いますが、

実は今、この「日本食人気」に
危機が迫っています。
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今日の話をする前提として、
私は別に中国人が嫌い、とか
中国人はダメ、と言いたいわけではありません!

中国人の中にも、
もちろん素晴らしい人は多いし、
中国人の素晴らしい友人もいます。

ただ、ある組織が問題を起こしている
という件についての話、
とご理解くださいませ🙇‍♂️

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〈パリで日本食〉というと、
我々日本人は
“日本の料理人が腕を振るうレストラン”
を想像すると思いますが、

実情は全然違います。

もちろん、日本の料理人が
その素晴らしい腕を振るうレストランも
存在しますが、

非常に残念なことに、
それは多数派ではありません。

「え!? 日本人の料理人が作らない
日本料理屋なんてあるの?」

そんな声が聞こえて来そうですが、
日本の料理人が作るレストランは
パリではある意味”特別”なレストランです。

“特別”とはどういうことか。
それは、パリ中にある
ほとんどの日本料理の店が
中国人によって経営されているからです。

と言いますか、
以前は中華料理の店だったものを、
日本食が人気となるや、
看板とメニューだけ入れ替えて
日本料理の店に早変わり!
をした”なんちゃって日本料理の店”が
パリには星の数ほどあるのです。

感覚的に言いますと、
日本人料理人の店の10倍近くは
あると思います。
こうゆう感じの日本食レストランです

この手のレストラン、
店の名前がほんと妙なんですよねー。

下の写真の店は《TONKIYO》。
《TONKIYO》??

何でしょう、
「豚清(とんきよ)」ということでしょうか?

まさか、
TOKYOと書きたかったのに
間違えたわけじゃないでしょうね!!!

いやまさか、
流石にそれはないと思いますが、、、

そして彼らがやってる
日本食レストランの入り口には
だいたい写真のメニューが
貼られています。
こんな感じです

これが、ほんとにどこでも
同じようなメニュー。

どこの店も
だいたい同じです。

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と、別に中国人がやっている
日本食レストランでもいいのですが、

彼らが今起こしている問題が
日本食のイメージにも影響を及ぼしかねない
というのが大きな問題なのです。

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その、中国人が起こしている問題を
整理して話します。

まず、その問題について話す前に
大前提の話として、

中国人がやってる日本食レストランは
・とにかく値段が安い
・クオリティーが低い
店がほとんどで、

日本人の私としては
「この食べ物が
本当の日本食と思われるから嫌だ!!!」
と思っているわけです。

そして、そのレストランの数が多いので
一般のフランス人は、
それが本当の日本料理と思っているケースが
ほとんどです。

それは本当に悲しいことです。

元々パリにいる中国人は、
第一次世界大戦の時に
対ドイツ戦の塹壕掘りなどの労働者として
中国からやって来た人たちの子孫、
(戦闘に巻き込まれ、多数の犠牲者も出しました)

さらに、第二次大戦後、
インドシナ地域で
旧フランス植民地体制が崩壊。
(ベトナム・ラオス・カンボジア)

それに伴い、この地区に住む
中華系の人々がフランスに移住。

ゆえにおびただしい数の
中国移民がパリには存在しています。

とてもたくましく
中国移民たちはここパリで
生きてきたわけです。

その彼らが中華レストランを
パリの各地で開業させ、
ゆえにパリには沢山の中華料理店が
存在します。
(そしてそれらの一部が日本料理店になってる)

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前提の話が長くなりましたが、
話は「中国人がやっている
日本食レストランがなぜ問題なのか」
です。

それは、先日報道された
Enquête dans les arrières cuisines des restaurants chinois」
(中華レストラン厨房の裏側)
というレポートで発覚した事実。

このレポートのリンクを貼っておきますが
中華レストラン厨房の実情のひどさに
気分を害する方もいるかもしれないので
ご覧になる方はご了承の上で
お願いします。


ざっくりこのレポートの内容を
説明しますと、

ほとんどの中国レストランで出されている
餃子などの料理は

店の厨房で作られておらず
一般のアパートの厨房で作られている。

というもの。

もちろん、これは違法です。
レストランは、きちんと衛生管理された
レストランの厨房で料理を作り、

それをお客に出さなければいけません。

中国人経営のレストランには
中国人ネットワークがあり、

中国人ネットワークには
家で料理を作る超低賃金労働者が
存在し、

彼らがアパートの一角で
違法に大量に料理を作り、
それを統括する組織が存在し、

その組織が、
各中国人経営のレストランに
料理を届ける(届け屋が存在)

というシステムになっている、
と言うのです。

ゆえに、
中国人経営のレストランは
異様に安い価格で料理を提供できる、
というわけです。

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そう聞くと、
確かに違法だけど、
それによって安い価格で食べられるんだから
そこまで目くじら立てなくても?

と思う方もいるかもですが、
最大の問題は
アパートの衛生面が
異様に悪いこと。

勇気のある方は、
上のユーチューブで映像を
見ることができるので、
ぜひ確認していただければと思いますが
(あまりに酷いので、写真を貼り付けません)

簡単に言うと、
・冷凍肉を汚いバスタブで解凍させている
・肉の保存場所が、とんでもなく汚い
・料理を異臭が酷い、汚いタオルの上で行なっている
などなど、

とにかく酷い衛生面の中で
料理を作っている、というわけです。

それによって何が起こるかと言うと、
食中毒などの健康被害が多数報告され、
酷いケースでは
死者をも出す事態となっています。

それに対し、
フランスのメディアが動き、
警察の捜査が入って逮捕者が出る展開に。

ざっくり説明すると
そんなレポートが報告されたわけです。

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と、ここまで読まれて、
「それは中国レストランの話だから、
日本のレストランとは関係ないんじゃない?」

という声が聞こえて来そうですが、
問題はこの方式が、
中国人がやっている
日本食レストランでも展開されていないか、

ということ。

パリにあるほとんどの
日本食レストランは中国人が
看板を入れ替えてやっているものなので

ほとんどの日本食レストランでも
中国人組織が同じことをしているのでは?

という疑いが浮上しているのです。

もしそうだとすれば、
日本食のイメージまでダメージを
受けかねません。

日本人が経営している
日本食レストランはもちろん
店で衛生的な環境な元、
料理を作っていますが、
(厨房が見える店が多い)

日本人がやっている和食屋は
当然値段が安くはないので、
フランス人皆が、行けるわけではないのです。

なので、ほとんどの人は
中国人がやっている
日本食レストランに行くわけですが、

そこが不衛生、という話になったら
「日本食って、、、」
となりかねない、という話です。

ほんと、勘弁してほしい(>_<)!

レポートでは特に日本レストランについて
触れていませんでしたが、
中国人たち、日本レストランだけは
衛生的に料理を作ってくれていると
信じたいものです!!!!