色々フランス人の習性を見て来たけど、
未だに理解できないことがいくつかあり、
その一つがバスの並び方。
いや、バスの並び方、
と書きましたが、
正確に言うと
バスの待ち方です。
と言うのも、
フランス人はバス停で
並ばないから。
日本だと、普通バス停では
早く来た人が列の先頭になり
後から来た人は
その人の後ろに並んで列を作っていきますよね。
一方、パリだとどうなるか。
パリの人は、
基本的に列は作りません。
ただ、バス停で待つだけです。
早く来たとか、
遅く来たとか
そんなの全く関係ありません。
バスが着いて、
ドアの前にいる人から
乗り込んでいく
だけです。
「今日はバスに座りたいから
ちょっとバス停に早く行って
先頭に並んで待ってよう」
なんていう理屈は
通用しません。
みんな列は作らないので
自由に待ち始めます。
なので、
平気で待っている私の
右側にすーっと
入ってきます。
（右側とはすなわち、前方、私の前です）
左から来て右に立ち始める
パターンだけでなく、
なんと！
右からやって来て
右に立ち始める輩も
沢山います。
おいおいおい
そりゃないですぜ、マダム
と言いたいところですが、
その感覚は理解されません。
せっかく早く来て
ポールポジションを確保しても、
だらーっと右に並ばれて
誰よりも早く待ってた私の10分は
無かったことにされます。
そもそもバス停で
順番を作る、というルールが
存在しないようで
そんなこと言うと、
“へ！？”と感じになる雰囲気です。
多分強く主張して、
「私が先に来たんですから、
私が先に乗ります！」
なんて言えば、
「あらそう？」なんて言って
先に乗ることはできると思いますが、
そんなこと言ってる人
見たことありません。
なので、乗り込む時は
人が多いとぐちゃぐちゃになります。
バスの停止位置がめちゃくちゃなので
バス停の一番右側にポジションをとっても、
全然そこまでバスが来ずに
手前で停車して、先に乗れないことも
しばしばです。
ほんと、努力したものが
報われない国です。。。
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