フレンチオープンで見つけた"未来の木"! | 西方見聞録(旧パリレポート)

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2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

先週の日曜日から始まっている
テニスの4大大会、
フレンチオープン。
(またの名をローランギャロス)
(日本では全仏テニスとも言います)

テニスの4大大会は
このフレンチオープンのほかに

オーストラリアンオープン、
ウィンブルドン(イギリス)、
USオープン(アメリカ)

があります。

フレンチオープンは
さすがフランス!

とにかくオシャレです。

フランスは
そこにはかなりこだわります。
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いい雰囲気です(^^)

スタッフのコスチュームも
かわいい!!
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インフォメーションのスタッフ。撮らせてもらいました!

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こちらはコート入口のスタッフ。クラシカルなコスチュームがいい感じです!

フレンチオープンのコートは
土(クレー)、すなわち赤茶色なので、
オレンジっぽい赤茶色が大会のカラーに
なっています。

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こんな色のコートです

今週パリは異常な暑さで、
観戦するのも大変です。
(もちろんプレーヤーが一番大変)

そして、
何で平日なのに
こんなに人が多いんだ!!!

というぐらい、
会場は人で溢れています。
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人人人です。。。

たぶん世界中から人々が
観戦に来ているから、
平日でもこんなに多いのだと
思います。
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こんな感じで、椅子に座ってモニター観戦も可

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そんなフレンチオープンで
気になったのが、
環境に関する取り組み。

パリは今、電動の
バス、自家用車、自転車、バイクなどが
増えていて、
CO2削減の取り組みが進んでいますが、

ここフレンチオープンの会場でも
面白い取り組みを見つけることが
できました!

それがこちら!
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木の形をしたあるものです

こちらの木、
一体何かお分かりでしょうか?

ヒントは、
葉の部分がクルクルと
回ります。

以下、ビデオです。

葉の部分がクルクル回っています

実はこちら、
風力発電なのです!!

葉が風でクルクル回ることで
発電する、というものです。
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この木の説明パネルです

この木は、フランスのエネルギー会社、
engie(エンジー)によるもの。

なかなか面白い取り組みです!ウインク


この風力発電の木の横に
携帯の充電機が設置されていて、

この木で作った電気で
チャージできるようになってます。
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このような充電器が設置されてます。充電は無料!


この木について細かく説明すると、
63枚のアエロリーフ(空気の葉)で
電気を5.4キロワット生み出せる
とのこと。

この1本で、
・15本の街灯
・71の駐車場の電気
・電気自動車で年間1万6364㎞走れる
・83%の個人消費電力(暖房を除く)
など、まかなえるそうです。
(1本で1項目だと思います)

そして、騒音が全くない!
のもウリです。
(風力発電は騒音が大きな問題になってるため)

もう少しデザイン面で
磨きがかかれば、
全ての街路樹の代わり、

とまではいなかくても

一部の街路樹の代わりに設置され、
持続可能かつクリーンなエネルギーの普及に
役立つ日が来るかもしれません!!(^^)