天気:曇り
先日、パリの地下鉄構内を
歩いていたら、
目に入ったのが、このポスター。
Vegan(ビーガン)とは、
完全な菜食主義者。
卵や乳製品も含め、
動物性の食物はとらない人々です。
Go Vegan、
すなわち「ビーガンになろう」という
意味のもので、
その下に
L'animal n'est pas un objet!
すなわち、
「動物はオブジェじゃない!」
とあります。
動物擁護団体の方が
書いたものでしょうか。
と、それよりも
壁に顔を突っ込んでいる
馬のオブジェの展示会が
気になってしまい、
近くでやっていたので
行ってみることに。
行くまで知りませんでしたが、
こちらは、
イタリアのアーティスト、
「マウリツィオ・カテラン」の作品展。
カテランは
とにかくぶっ飛んだ作品で知られ、
何かと物議を醸す人とのこと。
まー、作品展のポスターに
いきなりバツを付けられちゃうような
人ですから。。
では、どんな作品なのか、
早速入ってみることに。
入り口の階段。ん? 階段の上に何か飾られています。
↓
見てみると、、、
んーー!? 女の子が磔にされて、箱に入っています!!
な、何だこれは!?!?
よく分からない、、、、
さらに天井を見上げると、、、
↓
んんーーー? 馬が宙吊りにされていますますます分からない、、、
部屋に入ってみると、、
↓
だだっひろーーーい部屋の真ん中に、何かあります↓
近寄ってみると、、
これは! ローマ法王が石の下敷きになっています!
さらに隣の部屋に行くと、、、
調べると、
カテランは社会の矛盾・理不尽を
表現した作風が特徴とのこと。
基本的に、
その作品の意味をどう捉えるかは、
見る人の感性に委ねる、
という趣旨らしく、
作家の考えを押しつけるものではない、
とのこと。
なので、感じるままに
見てください、
ということだが、
一応、作品の解説は
全て付けてありました。
※解説がこれまた難解。。
そして、この部屋の
とこからか太鼓の音が聞こえてくるので、
パッと上を見ると、、
はっ! 小さな子供がいます!!
↓
よく見ると、、おー! 子供が太鼓を叩いています!
これは、映画『ブリキの太鼓』を
見てないと分からない話です。
ん? なんか人が座ってます! 浮浪者でしょうか?
これはカテラン、
彼自身を表現しているのか?
と、一つ一つの作品を
分析していくと、
読んでいて眠くなると思うので、
残りは一言ずつ。
部屋の真ん中に空いた穴に
カテランが、、、
何を意味しているのか、、、カテラン? と思しき
何と、以前ホロコーストの現場になった場所に
置かれて、大問題になったそうです!!
何て挑戦的な。。
そして、こちらの作品、
何と! ニューヨークのオークションで
18億5000万円!
(1720万ドル)
で落札されたもの。
どんな価値観なのでしょう。
と、こんな作品たちが
並んでいました。
やっぱり芸術は難しいです。
見たままに感じようとしても、
何も感じず、、、
やはり芸術的なセンスがない
自分には、
ついていけない世界でした>_<!