ポンデザールで見た、恋人たちの執念! | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

4月24日(日)
天気:雨

パリの中心を横切るセーヌ川には
多くの橋が架かっていますが、

昨今特に話題になった橋といえば、
ポンデザール(芸術橋)。
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一見、何てことない橋です

この橋は、パリで初めて架けられた
鉄製の歩道橋(1804年完成)。
※現在のものは、1984年に修復されたもの

もともとは
ナポレオン(1世)の命によって
作られましたが、

この橋を有名にしたのは
何と言っても、愛の南京錠。
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橋の金網にビシーーーッと取り付けられた南京錠

恋人同士が永遠の愛を誓い、
南京錠に二人の名前を書き、
ポンデザールに取り付け、
セーヌ川に鍵を投げ込む、

という儀式のようなものが
数年前に流行り、

これによって物凄い数の南京錠が
橋に取り付けられて、

その南京錠の重さによって
橋の一部が崩壊する、という
事態が発生。

非常に危険ということで、
昨年からパリ市は金網を撤去し、
ガラス板に変更したわけです。
※上の南京錠が付いた金網は、ポン=ヌフのもの

で、この橋を渡ってみると、、
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ルーヴル美術館側から渡ると、正面にはフランス学士院が見えます

歩行者専用の橋なので、
ゆったりしています。

下は木でできていて
いい雰囲気ですニコ

橋の上からセーヌ川を見ると、
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上流側には、すぐ正面にシテ島の先端があります。架かっている橋は、ポン=ヌフ

ルーヴル美術館側を見ると、こんな感じです。
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ルーヴル美術館のクールカレ入口へと伸びています

で、この橋、
今の季節こそ写真のように
そこまで人で溢れていませんが、

夏には夜にフランス人たちが
この橋の上に座り込んで
ワインを飲みながら
夜遅くまで小パーティを楽しむ
光景が繰り広げられます。


という、この橋ですが、
南京錠がなくなった、と思いきや、
よく見ると、、
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ん? 鉄の柱に何か取り付けられています
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南京錠! どうしても、この橋に付けたいようです!

で、目線を上げて
街灯を見ると
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街灯にも、何かが取り付けられてます
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やはり南京錠! これ、取り付けるの結構大変だったはず

一体どうやって
街灯に取り付けたのか?

"どうしてもこの橋に南京錠を取り付けたい!"
という恋人たちの執念が
ここに鍵をかけさせたのでしょうか。

世界には変なことする人
多いものです。