今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み -18ページ目

今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

         ~今・ここへ~

                      

 

 

   鉛筆 女の子は お母さんに内緒で 恋みくじをひく ラブラブ                   ~合格祈願と恋愛成就~

 

 

>恋みくじ、ください。

 

女の子は、小さな声でそう言うと、

握りしめていた300円を、差し出しました。

 

>お母さんにも、誰にも、見せたらダメよ。

 

おみくじをひいて、

こっくりと、うなずくと、

女の子は、社殿のほうに走っていきました。

 

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お母さんと女の子が、

神社社務所の外カウンターのところから、お守りを眺めています。

声をかけると、

合格祈願のお守りを探していました。

中学受験のようです。

女の子は、お母さんに合格守りを買ってもらったのでした。

 

>金運みくじがあるよ、ひいてみる?

 

お母さんは、女の子にそう話しかけました。

女の子は、笑っているだけです。

そのほかにも、恋みくじ、開運みくじ、子供みくじ、

そして社殿のところに普通のおみくじがあります。

 

>お母さん、普通のおみくじ、ひいてくるね。

 

お母さんは、社殿のほうに歩いていきました。

女の子は、社務所のカウンターのところに立ち止まったままです。

そして、お母さんが社殿でおみくじをひいている後ろ姿を確認すると、

恋みくじください、と言ったのでした。

 

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中学受験のお守りは、お母さんと一緒でもいいけれど、

恋みくじをひくのは、お母さんにも内緒のようです。

誰かを好きになる、というのは、

親から自立していくきっかけになるのかもしれないなぁ、と思いました。

もちろん、

恋愛相談を親にする場合もあるでしょうけれど、

なんとなく親には言わない、という場合も多いように思います。

子供のほうは、親から少し離れていきますが、

親のほうは、心配でたまらないだろうと思います。

こんな場面でも、

親が子離れするほうが大変なのかもしれないなぁ、と、

維摩会 春秋館でお聞きした御話しを思い出したのでした。

 

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社殿からの帰り道、

お母さんと連れ立った女の子は、

社務所のほうを見て、

ニッコリとほほ笑んで、お辞儀をしていったのでした。

受験も、そして好きな人との仲も、

うまくいきますように、と願ったのでした。