行きと帰りとでは まるで別人のよう  ~大きな安心~ | 今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

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🚗 行きと帰りとでは まるで別人のよう 🚗                   ~大きな安心~

 

 

神社の社務所前のカウンターで、

若い女の人が、

心配そうなこわばった表情で、なにやら話しをしています。

 

飛び込みでやってきた、車祓いのご祈願のようです。

 

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祓(はらえ)とは、

「心身についた罪穢れを

禊(みそぎ)などの儀式や唱え言葉によってとりはらい

清浄にすること」を言い、

「神前で幣帛(へいはく オオヌサのこと)によって行なうものはその象徴的行為」となります。

 

禊(みそぎ)とは、

「身体を洗いすすぐことで、

身についた凶事や罪穢れを除去して清めること」です。

「禊と祓は一連の行為・観念であることから、

禊祓(みそぎはらえ)と称することが多い」のですが、

「本来は別ものである」そうです。(『神道辞典』)

 

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神社での車祓いは、

ご神殿の中でお祓いの祭典が行なわれた後に、

実際に車にもお祓いがなされます。

ドアやボンネットなど、開けられるところはすべて開けて、

エンジン、ハンドル、運転席や助手席、後部座席もトランクも、

すべてオオヌサで祓い清められるのです。

 

その車祓いが済んだ後、

先ほどの若い女の人が、

初めての車なのでずっと心配だったのですが、これで安心しました、

と、お礼を言っていました。

まるで別人のような、柔らかい雰囲気に変わっていました。

 

祓いは、素直に受けることが大切、と

維摩会 春秋館で教えていただきました。

そうすれば、不思議な力が加わるのです。

この若い女の人の表情を見ていると、

それが実感として伝わってくるようでした。

心配が祓われて、

大きな安心を得ることができたに違いありません。