🍚 炊き立ての白ご飯が食べたい 🍚 ～戦闘糧食レーション～
知り合いの息子さんは、
今年高校を卒業して、自衛官になりました。
災害時の自衛隊の活躍をみて、
自分も困っている人の手助けをしたい、との思いからだそうです。
特別に体格がいいわけでもなく、
特別に積極性があるわけでもなく、
それでも、自衛隊への思いは強く、
見事、自衛隊に入隊したのでした。
その知り合いに会うと、いつも息子さんの様子を話してくれます。
ちょうど、
先日、訓練を終えて、数日実家に帰ってきたそうです。
お母さんが聞くことは、やっぱり、
何が食べたい？
です。
すると、
炊き立ての白ご飯、
との返事が返ってきたのだそうです。
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訓練の間は、
レーションという、戦闘糧食なのだそうです。
レーションとは、
「軍隊や自衛隊で配給される携帯用の食糧」のことです。（『大辞泉』）
「ミリ飯（ミリタリー飯）、野戦食」 などとも言うようです。
野戦用の食事ですので、
栄養の面やカロリーの面で十分であるだけではなく、
保存がきいて、持ち運びに便利であることが望まれます。
日本の場合には、
缶詰タイプか、レトルトタイプかになるそうです。
イメージとしては、非常食、に近く、
レトルトが作られるようになってからは、メニューも豊富になり、味も良くなったそうです。
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食は文化です。
日本はやっぱり、お米、なのだなぁ、と思いました。
好み、としてだけではなく、
長い間の食生活で、
内臓も米飯向きになっているのです。
DNAから米飯向きになっている、と、
維摩会 春秋館でもお話しがありました。
自衛隊の厳しい訓練を終えて、
白いご飯が食べたい、
なんと素朴な願望だろうか、と、切なさも感じるほどです。
近年、自衛官希望者も減っているようです。
知り合いには、この息子さんを、うんと自慢してほしいなぁ、と思ったのでした。