太鼓の音で迎える新しい年 ~神社の年明け~
零時の時報と同時に、神社境内には太鼓の音が響き渡りました。
宮司さんがご神殿の中で、
年明けのお祝いの太鼓を叩いています。
ご神殿の前で、初詣のお参りに並んでいた人たちからも、
一斉に、あけましておめでとうございます、と声があがり、
新年最初のお参りの列が動き出しました。
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寿ぐ、とは、ことほぐ、と読みます。
「悦びや祝いの言葉を述べる。
言葉で祝賀する」という意味です。(『大辞泉』)
言祝ぐ、とも表記します。
もともとは、言祝ぐ、という表記が使われており、
言(こと)祝(ほ)く、つまり、祝福の言葉を言う、ことです。
言葉にして唱えることが大切で、
日本の言霊(ことだま)の考えとつながっているようです。
言霊とは、
「古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。
発した言葉通りの結果を現わす力があるとされた」のです。
ですから、
言葉に出してお祝いを述べることが大切なのです。
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初詣の人たちの列は、2時過ぎまで途絶えませんでした。
煌々と月が輝いています。
少しずつ、神社が静かになって、
初日の出を待つ時になったのでした。
年末年始の節目の時は、日本の伝統的な行事です。
維摩会 春秋館でも節目の行事があります。
そうして、気持ちを新たにして、新しい年が始まります。