太鼓の音で迎える新しい年  ~神社の年明け~ | 今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

今日の恵み  維摩会 春秋館の恵み

         ~今・ここへ~

                     

 

 

                     日本 太鼓の音で迎える新しい年 日本                    ~神社の年明け~

 

零時の時報と同時に、神社境内には太鼓の音が響き渡りました。

宮司さんがご神殿の中で、

年明けのお祝いの太鼓を叩いています。

ご神殿の前で、初詣のお参りに並んでいた人たちからも、

一斉に、あけましておめでとうございます、と声があがり、

新年最初のお参りの列が動き出しました。

 

****************

 

寿ぐ、とは、ことほぐ、と読みます。

「悦びや祝いの言葉を述べる。

 言葉で祝賀する」という意味です。(『大辞泉』)

言祝ぐ、とも表記します。

 

もともとは、言祝ぐ、という表記が使われており、

言(こと)祝(ほ)く、つまり、祝福の言葉を言う、ことです。

言葉にして唱えることが大切で、

日本の言霊(ことだま)の考えとつながっているようです。

 

言霊とは、

「古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。

発した言葉通りの結果を現わす力があるとされた」のです。

ですから、

言葉に出してお祝いを述べることが大切なのです。

 

****************

 

初詣の人たちの列は、2時過ぎまで途絶えませんでした。

煌々と月が輝いています。

少しずつ、神社が静かになって、

初日の出を待つ時になったのでした。

 

年末年始の節目の時は、日本の伝統的な行事です。

維摩会 春秋館でも節目の行事があります。

そうして、気持ちを新たにして、新しい年が始まります。