手にはスマホ 頭には映像記憶 の豊富な情報を使いこなす
～情報通の同僚～
「ご存知のように・・・」で始まる注意喚起のメールが、職場で配信されました。
内容は、個人情報の取り扱いや、ネットワーク上のセキュリティに関するものです。
その種のニュースが時折、世間をにぎわせていることは知っていますが、
「ご存知のように」の出だしは、ちょっと不自然な感じがしました。
隣の同僚も、同じように感じたらしく、
「何かあったんですか？」 と聞いてきました。
私にもわかりません。
「機会があったら、＊＊さんに、聞いてみますね」と返事しました。
＊＊さんは誰もが認める情報通で、私は個人的に仲良しです。
仕事が終わって、電話をしてみました。
たぶん、△△のことじゃないかなぁ・・・、と思い当たる節がありそうです。
そして、その後は、よもやま話です。
いつものように、職場のちょっとした出来事から、
テレビのニュースになるようなことまで、昔のことも交えて、
いろいろ話しをしてくれました。
「よく知ってますね、それに、よく覚えていますよね」と、私のいつものセリフです。
すると今日は、
「いや、検索しながら話してますよ」とのこと。
とはいえ、いろいろなことをよく覚えています。
もしかしたら、映像記憶の持ち主かなぁ、と思って、聞いてみました。
すると、
「う～ん、そこまではいかないけれど、記憶力はいいほうかなぁ・・・」と言っていました。
個人情報（？）は、一度見聞きすれば忘れないようです。
～誕生日やどこで何をしていたかの履歴、人間関係のつながりなど、よく知っています～
会議の様子も、誰が何をいったのか、どこに資料があるのか、きちんと覚えています。
人付き合いもひろく、職場関係以外に趣味の人との人脈も豊富です。
もちろん、パソコンも堪能で、ＳＮＳも使いこなしています。
話題も豊富に違いありません。
そのようなことに疎い私は、いつも助けてもらっているのです。
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今の情報化社会、
手にスマホを持って検索をすれば、
いや、普通に話しかければ、答えてくれるようになりました。
情報はすぐに手に入ります。
とはいえ、使いこなさなければ、その情報に価値はありません。
それには、情報を見極める、ある種の知恵が必要になるに違いありません。
単なる知識と知恵とは異なることを、
維摩会 春秋館で教えていただきました。
この情報通の仲良し同僚は、
スマホ検索と映像記憶で豊富な情報を持ち、それをうまく使っているのだなぁ、と思いました。
そして、隣の同僚も私も、それに助けられることが多い、と思ったことでした。