お隣さん、どうしてあんなにゴミが少ないんだろう ~ゴミの量と大きさ~
職場に来ている派遣社員の女性、
家族4人分の家事をこなしながら、
派遣で仕事にも出ている、働き者のお母さんです。
まだ、子供さんが小さいので、けっこう手がかかるようですが、
ご飯の支度も、時々手を抜きながらも、
子供さんたちのために、もちろんご主人のためにも、
献立に悩みながら、毎日手作りしているようです
うちは、卵が好きだから、たくさん卵使うんですけれど、高くなりましたよね、と。
そして、食材の話しから、ゴミの話しになりました。
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朝、ゴミを出しに行く時、お隣さんと会うことが多いですけれど、
ゴミの量がすごく少ないんですよ。
なんであんなにゴミが少ないんだろうって、いつも不思議です。
うちは、大きな袋に、三つも出しているのに・・・。
卵をたくさん使うとお聞きしたので、
もしかして、卵のパック、そのまま捨ててます?
と聞いてみました。
えぇ、たくさん使うから、ポイポイそのまま捨ててますよ。
もしかして、牛乳のパックは?
回収ボックスなんかに入れてます?
ううん、牛乳パックもそのまま捨ててますよ。
大きなゴミ袋に三つもあるゴミの量だそうですが、
ゴミ袋は軽くって、ゴミがカサカサと入っている感じだそうです。
卵パックは、ふたになっている上側の部分を取って底の部分と重ねると厚みが無くなりますし、
牛乳パックも、たためば薄くなりますよ。
そう言ったところ、
え~っ、そんなこと、考えたこともありませ~ん、
だから、卵パックは、両側がとれるようになっているんですね、
と、驚いた返事が返ってきました。
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そして、思い出しました。
小さい頃、家には、大きな水色のゴミ用ポリバケツがありました。
そこに大きなビニール袋を入れてから、ゴミを捨てていました。
母は、空き箱のようなものもそのまま捨てて、
いっぱいになってくると、上からギューッと押しつぶしていました。
最終的には、ゴミとして捨てるのですから、同じことなのですが、
つぶされるのが、なにか切ないというか、かわいそうというか、
とにかくそれから、捨てる前に、小さくたたむようになったのでした。
かさが少なくなるので、かえって合理的と言えるかもしれません。
育った環境の影響が大きいことを、
維摩会 春秋館ではよくお聞きします。
同じような環境だから、同じように育つ、とは限りませんが、
ゴミひとつ捨てるにしても、
育った環境がどのように影響するかで変わるものだろうなぁ、と思ったことでした。